ポケットの中にいつも音楽があるの。


やさしくて、
勇気づけられて、
なつかしい時に連れて行ってくれて。


この街は汚れていて、
不安だらけで、
目に見えない恐怖であふれているけれど。



あなたの歌声を聴くだけで、

いつだったか、

わたしが自分らしく生きていた時代を思い出させてくれるんだよ。




こころにこころにまほうがあるの。



いまはそのことをね、
懐かしく思い出すだけなんだけどね。


だって私、


あんときの私からはすっかり卒業しちゃったからさ。



汚れた街。

私の抜け殻が、
その、海のあたりに、浮遊している。。。