私が夫のもとから去り、一人暮らしをしていたころだ。

夫とは手続きの関係もありよく会っていた。

住んでいたマンションから一人暮らしのアパートへ荷物を運ぶ作業もあった。


夫はいつも私を車に乗せ、アパートまで送ってくれた。

カーオディオからは、これまで夫が聴いていなかった音楽が流れていた。

繰り返し、繰り返し、その曲は流れた。


スキマスイッチ  マリンスノウ


マリンスノウの歌詞をだまって聴いていた。。。

夫もだまって運転していた。

終わってははじまり、何度も何度も聴いていた。


スキマスイッチをテレビで見るたび、私は夫を思い出す。

夫の心の中を、想像してしまう。

涙が、あふれて、とまらなくなる。


二人の関係は、きっぱり終わったけれど、

亡霊みたいに、そこに、横たわってる、いつもいつも。