たまってるし、また書いていこうかな。


消された時間 (ハヤカワ・ミステリ文庫 59-1)/早川書房
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一発ネタの大勝負に出たものの、技巧が不十分なおしい作品。


喉を切られる重傷を負い、記憶まで失った男。しかも裸で靴だけ履いており、

靴底から千ドル紙幣が1枚入っていた。

失った記憶を取り戻そうとする・・・。


第1章がこのように始まるが、第2章では、その男と同一人物と見られる男が

同じ時刻、同じ場所、発見者も同じ、同じく喉を切られ、裸で靴だけ履いており

やはり千ドル紙幣が1枚入っていた。

違うのはその男は死んでいたということ・・・。


第1章のストーリーと第2章のストーリーがどのように重なっていくのか、

男の記憶は甦るのか、男は何者なのかというのが、このミステリーの肝であると

思いますが、・・・


記憶をたどっていく過程は面白かったですが、結末はどうしても、わかってしまうので残念です。





黒い白鳥 日本推理作家協会賞受賞作全集 (11)/鮎川 哲也
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久しぶりの鬼貫警部もの。

初動捜査に行き詰まり、鬼貫に仕事が回ってくるという迷惑な事件です。


犯人の使ったアリバイトリックがてんこ盛りで贅沢です。

地道に解いていく警部の推理力と忍耐には脱帽です。

トリックを解くだけでなく、会話の中にちゃんと手がかりをみつけている

周到さが上手に書かれています。


労働争議とか労働組合の話がもう少し係わってくると思ってましたが、

そこんところはあっさり忘れ去られていました。