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前回、馬肉でこんなことを書いた→参照  のですが、そのモツが写真の右側である。

その名も「馬モツ焼」

調理方法は「フライパンに油をひき、長ネギやキャベツを軽く炒め、袋から本品を取り出し、一緒に炒めて出来上がりです」

と書かれてある。

己から発散される競馬場臭をそ知らぬふりして薬味・香辛料のことは一切触れていない・・・。

付き合いが長い人ならこれで充分わかる解説だが、初対面は騙されたと思うはずである。

まるで、新宿三丁目と知らずに、すごい美人をナンパしてホテルへ行ったらオカマだった。みたいな・・・。

せめて 「警告:本品は大変クセがありますので人によっては好き嫌いが生じます」 と書いてくれ。

そして・・・昨日、ダーリンの部屋に遊びに行った時、「そろそろ送られて来た馬肉食べようか」と爽やかに提案されました。

冷凍庫の中で出番を待つのはまだ未経験の「桜鍋」とケケケと笑っている(ように見える)「馬モツ焼」である。

そこでヒミツはダーリンが髪を切りに行っている間、まだクセがなさそうな未経験の「桜鍋」を勝手にチョイス(写真の左側)して、その材料の買出しをしたのです。

解説書によると

「コップ一杯の水と我を投入せよ。長ネギ・キャベツ・ごぼう・きのこ・豆腐・しらたき。それらを速やかに投入するべし。注意点はネギは大きめに切り、ごぼうはササガキにしてたっぷり入れよ。それが一番なのである。味付け済みなので我を信じよ。健闘を祈る!」

という指令であった。

(本当は「おいしい作り方」という丁寧なものであったが、ヒミツにはこう読み取れた)

このネギとごぼうの量の指定がこっそり「クセあるから覚悟しろ」と警告しているようで、信用できる。(←何を?)



美味かった



すべての材料を切り終えたところでダーリンが帰宅。

そしてそのネギとごぼうの多さに少々困惑。口笛吹いてそ知らぬ顔するヒミツを横にダーリンが調理をはじめました。

密かにチューブ式の生姜をコンロの横において置いたが見向きもされず、豆腐の原型をなくすほどぐるぐるぐるぐるぐる掻き混ぜ、あっと言う間に完成。

ダーリンの実家ではこれを「桜鍋」と言わず、「馬煮込み」というらしい。

心配していた競馬場の臭いは一切しない。

そしてついに恐る恐る頂いたわけであります・・・。

相当覚悟したのですが、これが驚くほどちっともクセも臭いもないもない。

馬肉の歯ごたえは缶詰の大和煮(牛)のような感じで少し繊維を感じる程度。

ナゼ?!馬モツとはまったく無関係の他人のような味であった。牛や豚よりクセがない!

大変おいしく頂きました。

美味い、美味い、とガツガツ食べるヒミツにダーリンが「今度はモツを食べようね」と言った笑顔に微妙な微笑みを返しました・・・。

馬肉美味かったっす!(モツは・・・どうでしょう・・・)

ではまた。