母は、泣いていた。
悲しみというよりは、憎しみからくる涙のようだった。

私を見る目は、いつも氷のようだったが、
それも愛情だと思っていた。
正確には、思いこんでいた。

3歳を過ぎた頃のこと。

その日も、
私の行動の何かが母の逆鱗に触れてしまった。

大概は、ベランダでの正座を命じられる。
眠ってもダメ、足をくずしてもダメ。
とにかく母の気の済むまで、じっと耐えなければいけない。

ようやく布団に入ることができるのは、
いつも星が消えだす頃だった。


はいっ。今日も書いてみましたよ。
これから、どうなるの〜わたし指差し