そこにいた2人の少年は
野球をしているようだった。
野球と言っても1人が投げ、1人が打ち、投げた方の少年がボールを拾いに行く、というのをひたすらに繰り返しているだけだったが。
「おぉ、野球かぁ」
隣から急に大きな声がしたものだから、少年2人はもちろん、僕まで驚いてしまった。
大人には得てしてこういうところがある。
その後の子どもの気恥ずかしさなんておかまいなしなのだ。
そんな僕の戸惑いをよそに、父さんは少年達に向かって歩き始めてしまった。
仕方がないから僕も父さんの後を、小走りで、少し俯きながらついていった。
近付くと、ボールを打っていた少年が、思いの外大きいことに気付く。
坊主頭で、季節先取りのT シャツ短パンだった。
その斜め後ろには、僕より少し小さな背丈の少年がいて、その子はしっかり長袖を着ていた。
「何年生だ?」
父さんがそう聞くと
「3、あ、次4年。」
と坊主頭がぶっきらぼうに答えた。
「そうか、じゃぁこいつと同級生になるな」
と父さんが僕を前に引っ張り出した。
2人の視線が、より一層居心地を悪くさせたが、父さんに頭を押さえられ、礼をした形となった。
すぐに父さんの後ろに戻り、シャツの袖口を引っ張った。
父さんは
「おぉ、じゃあ、4月からよろしくな」と言ってもう一度僕の頭を押した。
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野球をしているようだった。
野球と言っても1人が投げ、1人が打ち、投げた方の少年がボールを拾いに行く、というのをひたすらに繰り返しているだけだったが。
「おぉ、野球かぁ」
隣から急に大きな声がしたものだから、少年2人はもちろん、僕まで驚いてしまった。
大人には得てしてこういうところがある。
その後の子どもの気恥ずかしさなんておかまいなしなのだ。
そんな僕の戸惑いをよそに、父さんは少年達に向かって歩き始めてしまった。
仕方がないから僕も父さんの後を、小走りで、少し俯きながらついていった。
近付くと、ボールを打っていた少年が、思いの外大きいことに気付く。
坊主頭で、季節先取りのT シャツ短パンだった。
その斜め後ろには、僕より少し小さな背丈の少年がいて、その子はしっかり長袖を着ていた。
「何年生だ?」
父さんがそう聞くと
「3、あ、次4年。」
と坊主頭がぶっきらぼうに答えた。
「そうか、じゃぁこいつと同級生になるな」
と父さんが僕を前に引っ張り出した。
2人の視線が、より一層居心地を悪くさせたが、父さんに頭を押さえられ、礼をした形となった。
すぐに父さんの後ろに戻り、シャツの袖口を引っ張った。
父さんは
「おぉ、じゃあ、4月からよろしくな」と言ってもう一度僕の頭を押した。
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