妊娠にかかわるお話です。
ご自身で判断して、お読みください。デリケートな話題にもふれています。
A大学病院を出たあと、車の中で、C病院に電話をかけた。わたしの携帯に電話番号がはいっていたのは、病棟の電話番号だったようで、外来に回してくれた。
知っている助産師さんが電話に出た。検査結果が陽性だったこと、検診の予定を早めて受診したいことを伝えるとき、涙が出た。夢じゃない。これは、現実だ。
連休の合間の平日で混んでいる中、予約を入れてくれた。
翌日、主人と2人でC病院に向かった。
1時間以上待って、呼ばれた。
紹介状と結果の紙を医師にわたした。
「昨日、すこし、聞きましたが、今回は残念でしたね。」
涙がとめどなく、こぼれる。
「中絶ということで、すすめていいですか?」
涙がとまらない。
入院のスケジュールをくみ、
診察室を出た。
ほんとに、ほんとに、夢じゃない。
待合室にあふれているお腹の大きな妊婦さんがうらやましかった。わたしも、ああなるはずだった。最後のチャンスだったのに。
助産師さんから、入院について説明を受けるため、また呼ばれた。
「大丈夫ですか?すこし、落ち着いた?」
大丈夫なわけがないし、落ち着くわけもないと思いながら、
「はい、大丈夫です。」
と小さな声で答える自分がいた。
いろいろな説明を受けた。
会計で母子手帳を出すこともなく、おわった。もう、わたしには、母子手帳も必要ない。そう、突きつけられた。