思い出の場所がある。
私が好きだった人が主役で舞台に立った劇場だ。
どうしても観たくて、頼み込んで行かせてもらった。
遠いし、子供な私の頼みを聞いてくれ、感謝している。

あなたよりも先に私はあの場所に行っていたんだね。
そして、昨年、あなたはそこの舞台に立っていたという。

ああいう感覚で、あなたを観たかった。

今年も立つはずだった場所。

あなたの気持ちを考えると複雑だけど、その想いを実現させようとしている人達はもっと複雑な想いとそれ以上の情熱で舞台に上がったんだろうな。

あまりにかけ離れた時間だけど、同じ場所というだけで少し心がおちつく。

知らない場所よりいいからね。

近所にもどうやら来てたらしいね。

なぜか、気になる場所だったから。

いや、気のせいか。

実際、一目しか見たことのないあなたをなぜか追いかける。

どこかにいるって思いたいのだと思う。

存在を感じたいのだと思う。

でも今は、媒体の中にしかいなくて、寂しいです。

あの場所に、観に行ってたかな。
あなただったら、どういう景色を魅せてくれたのでしょう。