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私の不思議な体験談

アメリカに引っ越してきて、もう6年になる。 今までいろんなことがあったけど、まさかあんなことが起こるとは思ってもいなかった。

 その時初めて、私は宇宙人に話かけ始めた。 でも、あまりに泣く弱ってひっくひっくしているので、きっとあれは地球人にも理解できなかった言葉であろう、でも、こんなに泣いて何かを言っている私に、一向に罰は下らない。 何も変わらない。私が泣いてることに関して、気持ちうっと惜しがってるように思えたので、どんどん泣けなくなって来た。 私は泣くのをやめ、気持ちを落ち着かせ、また話しかけた。 ”本当にごめんなさい。不注意でこんなことになってしまって。私はどうしたらいいですか? 私はどうなってしまうんですか?”   もちろん、今までと同じ無反応。 結局、それ以来何も言えなくなり、ただ、時が過ぎて行った。
宇宙人の方はどうなっているのかはわからないけど、私はただの人間。おなかすいたのは我慢できても、トイレは我慢できない。 こんなところで失禁したら、絶対にまずい。それこそ罰がくだる。 一か八かの賭けで、”ちょっと、ごめんなさい。本当にすぐ帰ってきますから、トイレです、”と、言いながらジェスチャーで、宇宙人に伝えて、家にダッシュした。 本当にトイレに行きたかったので、行ったまでは良かったが、戻るかどうか真剣に悩んだ。 (続)
使っていない自転車ぐらいしかおいていないガレージは、私、立っている宇宙人、先ほど抱きかかえて連れて来た寝た状態の宇宙人、と不思議な光景に包まれた。
まず一番気になるのは、どうやってか引いてしまった方の宇宙人が生きているか生きていないかだ。 殺してしまったなんて、シャレにならない。どうしたって生きていてくれなきゃ困る。 なにを駐車場でしていたのか、どうやって引いてしまったか色々気になるけど、それどころではない。 それに、どうやったら生きているか死んでいるかもわからない。 立ってる宇宙人が、未知のパワーで何かやってくれないかと期待もするが、ただ、じーっと見てるだけで何もしてくれない。 
 私はその時急に我に返り、すんごーく怖くなった。 私の人生はこれで終わりだ、とも思った。 せめて、最後に旦那様の声を聞きたいと思い、電話をしようと思ったけど、怖くて出来ない。 もう、旦那様に二度と会えないと思うとすごく悲しくなり、涙が出て来た。 お母さんや、お父さんのこと、最近話すこともなくなった兄、大切な友達など、色々考えてしまって、さらに悲しくなり、こんなに泣いたのは、幼少以来と思うぐらい声を上げてまで泣くようになってしまった。 (続)
前から存在は信じていたけれど、実際本物を見たときの感想は何とも言えない、怖いけど、逃げられない金縛りにあったような感じがした。
車のドアを閉め、目の前に立っていたのは、そう、どこかの星から来た宇宙人だった。 良くテレビで見るあの宇宙人は、本物だったらしい、すぐにあれと同じやつだ、と思った。それは頭が大きくて、目も大きくて、すごい華奢な小学校2年生ぐらいの体格、裸で白っぽいつるんとした感じ、調べたら、グレイ系と呼ばれているらしい。 その宇宙人はドアの閉まる音に反応し、私の存在に気づいた。 でも、あまり私には関心がないらしくずっと車の前を見ている。 私の体は硬直し、ずっと宇宙人をガン見してしまった。 すると、宇宙人はゆっくりしゃがんで車の下から何かを引っ張りだそうとし始めた。 やっちまった、その宇宙人が引っ張ろうとしているのは、その宇宙人と同じ感じの腕、そう、私が車で引いてしまったらしいもう一人の宇宙人。本当は逃げたいところだけど、逃げる勇気もなく、その時私は何の責任感か、その宇宙人を助けようと駆け寄り、宇宙人を引っ張りだし、分けもわからず、まず隠さなければ行けないと思いガレージに連れて行った。  (続)