付箋に書いた愛してるなんて
簡単に剥がれちゃう
次の瞬間には誰かに踏まれちゃって
靴の裏で汚れてく
不本意だけど仕方ない
あなたが見上げたあの雲は
いつか雨を降らしに帰ってくる
あなたが流した涙はいつか
コップに注がれ喉元を通るだろう
だからさよならも一時なんだよ
って慰めにもならないか
悲しみに朽ちた瞳の奥に
何度も灯をともそうと
寂しさに錆びれた心の奥に
愛の言葉を落としてみたのに
付箋が風に舞って
あなたの手にまとわりつけばいいのに
でも見て見ぬふりをするんだろう
それでいいから