※写真お借りしました!

 

 

おととしのシーズンからプロ野球日本ハムファイターズに就任したいま話題の人、新庄剛志監督。

昨年まではビッグボスで登録していた話題の人。

 

その彼が『スリルライフ:天才ではないが天然でもない』と題した本を一昨年(2022年)出版した。

 

新庄監督(ビッグボス)の存在や名前を知らない人は今の日本にはいないと思う。

だが、新庄ヒストリーとなるとどうだろう。

 

 

 

例えば、幼い時は超貧乏生活で、朝食なし・夕食はゆで卵ひとつという生活が当たり前であったこと、家は狭くお風呂はないから五右衛門風呂、本書にも書いてあるが発達障害(難読症で活字が読めない)があること、プロ野球選手として活躍し引退した直後に億単位の金銭詐欺に遭遇したことといったようなファンならだれでも知っている新庄ヒストリーを特に今の若い人で知らない人は多いのではないだろうか。

 

 

さて、話を本の内容に戻そう。

 

本書はインパクトのある表紙とは裏腹に、13のストーリーと79の質問から新庄剛志の姿に迫った総数231ページと大変なボリュームのある本である。

 

 

「僕ならできる。奇跡を起こせる。もう一度、ユニフォームを着て、グラウンドで走り回りたい」

 

 

という願いを叶えたその裏にはものすごい努力の積み重ねがあったことがこの本を読むことでよく理解できる。

 

つまり、新庄は誰よりも練習をすることで結果を出し続けたストイックな人だったのだ。

 

だからこそ、監督就任会見での

 

 

 

「優勝なんか一切目指しません!」

 

 

という名言が生まれたのも頷ける。

 

また、本書は新庄ヒストリーや人生哲学だけでなく、しっかりとした野球理論やバッティングや守備といった技術的なことにも触れている。

 

ここに野球人・新庄剛志の真の姿があり、このあたりも野球ファンを裏切らない展開となっている。

 

 

私のまわりでも新庄ビッグボスの影響を受けて、日本ハムを、野球を応援する人が確実に増えている。

野球ってこんなに面白かったんだ!という若い人も増えた。

 

ちょうど本書を読み終えたいま、今シーズンはできるだけ球場に足を運び、新庄とともに一ファンとして『スリルライフ』を味わいたいと思っています!!!