ひでです。お早うございます。秋田城址は５月１５日に行ったお城です。

古代の東大路を歩いて城内へ

政庁東門から入りましょう

場所：秋田県

城主：大和政権（奈良時代）

石高：

別称：

来歴：

７００年初頭に出羽（いでは）の国が置かれ、大和政権の支配外の蝦夷征服の最前線として出羽の柵（いではのさく）が築かれました。

柵とは、城柵でもあると同時に、その地域を統治する行政機関も兼ねた施設でした。

大陸との外交や北方交易の拠点となっていて、大和政権から役人が来ていました。

（近くに秋田城歴史資料館がありましたが、行こうと思っても行けないの。ジモティーに聞きながらやっと行きました。もっと上手く案内できないものですかね）

当初は山形県にあったようですが、蝦夷の教化が進むと柵も秋田へ移り、秋田の柵から秋田城と名前を変え、引き続き蝦夷の教化・懐柔に当たっていました。

教化・懐柔とともに住民も移り住ませ、東海道・東山道・北陸道などから移住した住民は1300戸にも上ると言われています。

移住は、出羽国の開発・開拓をするために行われたものであり、律令制支配を辺境部にまで徹底することを目標にしていて、また、住民から城柵の兵を徴兵していました。

（驚いたのがこれ。石川県の江沼郡からも守備隊に来ていました。そういや昔習った租・庸・調の庸に当たるんでしょうか？都の警護に変わりにこっちへ来ていたとか。違うか～）

（大陸との外交や北方交易の拠点についてはこういう裏付があるそうです）

トイレの跡です。

発券された寄生虫の卵が大陸の人特有の寄生虫が発見されたそうです。

しかし、パワーバランスが大和政権に移ると、蝦夷に対する取り立てが苛烈になり、秋田だけではなく津軽や蝦夷地の蝦夷までもが蜂起し秋田城を襲撃しました。

一時は秋田城が占拠されてしまいました。後に戦いは収束され城は復旧しました。

そんな秋田城も10世紀の後半には機能を失ったそうです。何故失ったのかは大きな謎だそうです。

後に俘囚豪族の清原(藤原)氏が台頭し、前九年の役・後三年の役を経て、奥羽藤原氏として奥州文化を花開かせ、平泉の金色堂へと続いていきます。

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