ひでです。お早うございます。久保田城は５月１４日に行ったお城です。

今は千秋公園として、市民の憩いの場になっています

場所：秋田県

城主：佐竹義宣

石高：20万6千石

別称：矢留城・秋田城

来歴：佐竹氏は清和源氏の新羅三郎源の義光を祖とする名門で、室町時代には常陸守護を任ぜられた由緒正しき一族です。

（車を止める所が分からなかったんで、奥様を車に残しお濠を越えてお城に入りました）

（ところが上へあがると駐車場が。後から地図をよく見るとPと書いてありました。）

戦国時代には佐竹義重と言う傑物が出て常陸一国を支配しましたが、義宣の代に関ヶ原の戦いが起き、ひそかに西軍に味方していたのを家康にとがめられ、秋田に国替えになり城を築きました。

（二の丸に出ました）

（左には再建された本丸表門があります。）

ですが、幕府への遠慮もあったのか、天守閣は作られず石垣も築かず土塁だけの城でした。

秋田に有るのになぜ秋田城と言わないのか。変だと思いませんか？。なぜなら、その時秋田には大和朝廷が奈良時代に蝦夷に対して築いた秋田城があったんで、それと区別するために地名を採って久保田城と呼ばれました。

（場内に残った藩政時代唯一の建物、御物頭御番所です。）

秋田に入った義宣は、とりあえず前の領主の秋田実季の居城だった湊城に屋敷を構えましたが、湊城が手狭なため新たに神明山に築城を開始したのが久保田城です。

戊辰戦争に時は新政府軍を支持した久保田藩ですが、そのため庄内藩・盛岡藩などから攻撃を受け、特に庄内藩には城まで１２kmまで迫られましたが、同じ奥羽列藩同盟の仙台藩・米沢藩が降伏したせいで庄内藩も撤退したので、久保田城は戦場にはなりませんでした

（本丸跡に出ました。ここには御殿がありました）

維新の戦火を免れた久保田城ですが、明治になり存城処分が決まっていた久保田城ですが、明治の大火でほとんどの建物が焼けてしまい、御物頭番御所くらいになってしまいました。

（秋田藩最後の藩主佐竹義尭公です）

（一番奥に御隅櫓が再建されていて資料館になっていました）

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