こんにちは
にんまりイラストの姫谷つづりです。
今回は、
ターゲットさんを絞ると
いうことについて思うこと。
よく、ターゲットさんは
とにかく絞れ、
ひとりに絞れ、
と言われます。
私はそこに囚われて、
一人になってないから
ダメなんだわ
とか思ってしまう方です(笑)
*
わたしは、
イメージしましょうって言われて
とまどっていたけど。
よく考えると、
自分が無理なくできることで
お役に立てるひとたちなのだから。
ターゲットさんって、
自分が力まなくても
助けられる人たちのこと。
*
よく言われている
あなたのターゲットさんは、
女性?男性?
未婚?既婚?
子供はいる?いない?
仕事はしてる?してない?
最低でも、
この位はわかっておきたい。
イメージというよりも
わかっておく。
なぜなら。
特にこのあたりは
なんていうか、例えると、
違う国のひとたちです。
考え方、視点が
全然ちがう。
*
古着屋さんで働いてるとき、
対象が老若男女どんとこい!だったので、
男性と女性のお客様、
10代の方からお年寄りまで、
ほんとに幅広くいらっしゃいました。
欲しいお洋服を見る視点も、
買い方も、
みんなさまざま。
とくに上で書いたポイントでは、
全然ちがうんです。
男子は女子が見ないようなポイントで
買ったりします。
えっ、
そこで買うの!?みたいな。
お年寄りは、
着安さ重視です。
身体があまり動かないから、
窮屈なお洋服はあんまり着れない。
ピッタリしたものでも、伸びないと
いけないし、
襟もあまり空いたものは着ない。
丈もあまり短いのはきたがらない。
*
考え方が違えば、
見ているもの
欲しいポイントが
さまざまだから、
響くことば、ツボ、表現も
全然違う。
*
わたしは、自分にまだ自信がないので、
なるべくたくさんの人に
掴んでもらえる表現で‥
とか、ついつい考えてしまいます。
とくに、そんなこと考えながら
漫画を描いてきたもので。
あれこれ手広くやるのは、
エネルギーも、時間も
たくさんかかります。
調べることや、
気遣う範囲も膨大になります。
そして、万人受け‥って考えると
無難になってしまうんですよね。
がんばって、
自分を小さくしてしまう。
勿体無いです。
たくさんの人に対して必要なのは、
合わせることではなく。
絞った自分を
知ってもらうことなんだよなあって
いま書きながら気づきました。