去年の震災の日、1組の母子に会った。
乳飲み子とまだ小さな男の子を連れたお母さんは滞在してた実家から自宅に戻る途中だった。
翌日の男の子の誕生日を家族揃って祝おうとお父さんの待つ横浜に向かっていた。
交通機関のマヒで向かう事も戻る事もできず、一緒に避難をした。
男の子は泣く事もわがままを言う事もなく、ずっとおとなしくしていたけれど、それは緊張していただけなのかもしれない。
途中でお父さんが横浜から自転車で駆けつけて…
安心したのだろうか?私達が動き出した電車に乗る為に避難所を後にする時は床に直接ひいた布団の上でスヤスヤと眠っていた。
去年の誕生日はきっと避難所で迎えただろう。そして誕生日を祝うケーキもプレゼントもなかった事だろう。
今年の誕生日の明日はどんなふうに過ごすのだろうか?
みんな穏やかに笑っているだろうか?
そして、他にも笑っていて欲しい人達がたくさんいる。
そんな事を思った『今日』という日。