えっと…これは夢ですか?
目の前に雄輔さんの顔があるんですけど…
それに、私、しっかりと雄輔さんの腕にホールドされてません?
てか、ここベッドの中ですよね?
でもって肌に感じるこの温もりと感触って…
もしかして…
ハダカ?
目を閉じて気持ちを落ちつかせる。
「ふたりで消えちゃおっか?」
悪戯っ子のような笑顔でそう言われ、そのつまらない飲み会を抜け出した。
ずっと大好きだった雄輔さんと初めてのふたりきり。
平静を装いながらもとにかく嬉しくて、たくさん話して笑って、お酒もたくさん飲んだ。
肩口に顔を埋めた雄輔さんが「好きだ」…って言っていた。
私ったら飲みすぎちゃったのね。いつの間に寝ちゃったんだろ?
いい夢…(笑)
渡せる訳がないと思いながらも用意していたチョコを渡して私もずっと隠していた気持ちを伝えた。
それから何度も名前を呼ばれ、私も雄輔さんの名を何度も呼んだ。
これは夢。
ゆっくりと数を数えて、再びそっと目を開ける。
………
目の前にはやっぱり雄輔さんの顔。無駄に男前(笑)
…って、そうじゃなくて、
夢じゃなかったの?夢だと思ったのに…夢だと思ったから…
いまさら焦っても遅いんだけど、どうしよぉおおおおおおおおおお~!!!!!
とりあえず…
ここは雄輔さんが起きる前に消える…べき?
で、ゆっくりと対策を練って…
「何処行くんだよ?」
少し身体を動かしただけなのに、いきなり雄輔さんに怒鳴られた。
え?もしかして起きてたの?
「逃がさね~よ!」 目を開けた雄輔さんにしっかりと抱きしめ直される。
『ちょっと苦しいってば!』 腕を伸ばして雄輔さんを押し返した。
「何だよ…。昨日とずいぶん態度が違うな…」
ハッととしたように急に雄輔さんの腕から力が抜けた。
やだ…。そんな顔しないでよ…。そんなつもりじゃ…。
『ごめんなさい』…そう言いかけたのに…
「昨日のゆうこは素直で可愛かったのにな( ̄▽+ ̄*)」って…。
もぅ…止めてください。
『お…覚えてないもん、そんな事!」
顔が赤くなって行くのがわかる。頬だけじゃなくて耳まで熱いよ~(泣)
「お前ってホント悪い女。可愛いすぎんべ♪(≧▽≦)」
そう言って呆れたように笑った雄輔さんに今度は優しくふんわりと抱きしめられた。
「ゆうこが覚えてなくても俺が全部覚えてっから。忘れたんなら…思い出させてやるよ」
昨日と同じように顔を肩口に埋めた雄輔さんが言った。
「ゆうこ…好きだよ…」 そう囁いた唇は私の唇と重なり、大きな手は私の肌を滑っていく。
それだけで、身体が昨夜のいとなみを思いだし潤っていく。
「ゆうこ… ゆうこ… 」
雄輔さんの声で自分の名前を呼ばれる度に身も心も素直になって…
雄輔さんだけが知っている雄輔さんだけの私になっていく。
おしまい
ヘタレですまなす~~~~~!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
今回、これが限界!