ドアを開けるとデカイ図体をした男がいきなり抱きついてきた。
『直樹!どうしたの?』
「どうしたの?って彼氏が来たのに随分な言い方なんじゃない?(笑)」
『だって…』
今日はお仕事の仲間との新年会。朝まで飲むって言ってなかった?
私の言いたい事が分かったみたいでクスッと笑うと自分の腕時計を目の前に翳してみせた。
「見て」
午前0時を少し回ったところ。
「今日は何日?(笑)」
『あ…』
腕時計の日付が目に飛び込んできて、一気に涙腺が緩む。
両手を口に当てたまま直樹を見上げた。
「お誕生日おめでとう♪」 優しく微笑んだ彼にもう1度抱きしめられた。
「去年は…『おめでとう』も言えなかったから、今年は1番に会って抱きしめたかったんだ…」
耳元で囁く声に、改めて彼が近くに居る事の幸せを感じてその胸にしがみつく。
あ…やだ…どうしよう?私…直樹が…欲しくなっちゃった…。
切ないため息を洩らした私を自分の身体から離すと顔をのぞきこむ。
「るみ?」
私、きっと赤い顔をしている…。
恥ずかしくて思わず背けた顔を彼の手が引き戻す。
「僕も…るみが欲しいよ」そう言った彼の唇が私の唇に重なった。
軽く触れただけの唇から全身に甘い痺れが広がっていく。
どうしてキスだけでこんなにも気持ちがいいの?
でもそう思えたのも最初だけ…
パジャマの中に入り込んだ手の平が直に肌の上を滑り、指先が蕾を弾く。
昂ぶる気持ちに呼吸が乱れ苦しくなってきた。
はだけた胸元に直樹が顔をよせ優しく吸いあげる。
もう立っていられない。膝から崩れ落ちた。
「ベッドに…行こうか?」身体を支えてくれた直樹に頷く。
抱き上げられてベッドへと運ばれた。
横たえた私を直樹が指と舌で愛していく。
首筋から肩へと下りた唇が腕の内側を滑り指の1本1本を含む。
胸の頂を越えた指先はへそのくぼみをなぞって茂みをかすめながら内腿へと伸びていき、舌がその後を追いかける。
やがて足の指も1本ずつ含まれて、まだ触れてさえもらえない泉が信じられないほど溢れだす。
『…ぁあ…こんなの…初め…て…』
自分が発したとは思えない潤んだ声が聴覚を刺激して、更に自分を高めていく。
身体の奥の疼きを沈めて欲しいのに彼はいつまでもソコを避け、入り口にさえ触れてくれようとしない。
身を捩り堪えていたけれど、湧きあがる欲望に我慢ができなくなった。
直樹に気づかれないようにそっと泉へと手をのばす。
「ダメだよ…」
直樹に見つかって手首を押さえつけられてしまった。
『るみはエッチだな』そう言って、顔をじっと覗きこむ。
やめて…もぅ…
恥ずかしさと、それでも湧きあがる欲望とで瞳が潤む。
「もっと…もっと気持ちよくさせてあげるから…」
直樹は私をうつ伏せにして手をつかせると腰を高く持ち上げた。
『んんッ!』
後ろから指が2本一気に差し込まれた。
壁を擦りあげながら、直樹の熱い息がお尻にかかり、今まで触れられた事のない所に舌が這う。
『ぁ…ぁぁッ…』
初めての刺激に呻き声のような低い喘ぎを洩らしながら、私の内が直樹の指を締めつける。
「イッっていいよ…」
舌を這わせたまま直樹が言って、指の動きが加速した。
『…ッ!』
声も出せずに達した私から指を抜くと今度は直樹自身が入ってくる。
『…ぁあん…すご…い…直樹…すごいよぉ…』
恥ずかしい言葉を叫びながら腰の動きを止めることができない。
もっと…もっと…感じさせて…。
もっと…もっと…気持ちよくさせて…。
もう直樹以外じゃダメなの…直樹じゃなきゃ…。
会えなかった去年を思い出し、夢中で直樹にしがみつく。
何度か意識が飛び、次に気づいた時には直樹の腕の中で朝を迎えていた。
「おはよう。やっと起きた(笑)」
そう言って笑った直樹が布団の中にもぐりこむ。
『…ぁ…や…』
せっかくのお休みなのに今日も外には出してもらえないらしい。
おしまい
るみちゃん、お誕生日おめでとう♪
幸せなbirthdayを( ̄∀ ̄)