【恋夢】あれから…3(再) | カンタ印  元気印

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日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

それからも夏海の様子は相変わらずで、それどころか沈み込む事が増えていったように思う。

明日は約束の1年目の日。夏海を部屋まで送ってきていた。

月命日のその日、夏海は娘の墓に寄ってから行くと言う。

「明日…おれもついて行こうか?」

停めた車の中で心配になってそう訊いた。

『どうして?(笑)』 夏海が不思議そうな顔をする。

「だって…心配だよ…何か…顔色も悪ぃし…」

そう言ったおれに呆れたように笑うと言った。

『雄輔は心配性ね。大丈夫よ、忙しかっただけだから…睡眠不足(笑)

それに、明日は剛士も一緒だから…。約束の時間に迎えに来て』

夏海が車を降りて1人の部屋に帰っていく。

その後ろ姿を見送りながら、

夏海の言葉が真実でない事が分かりながら、どうにもできない自分に歯痒さを感じていた。



〈少し時間あるか?〉

お墓参りの後、そう訊く剛士と近くのカフェに寄った。

〈夏海、俺、結婚するよ〉

窓の外を見ながら唐突に言った剛士にカップを持つ手が止まった。

どうして?私が幸せになるまでは見守ってくれるんじゃなかったの?

言葉にも出来ず、その横顔を見つめていた。

そんな私の気持ちを見透かしたように剛士が言う。

〈もう大丈夫だろ?雄輔がいる〉

剛士がゆっくりこちらを向いた。吸い込まれるような優しい瞳…。

〈分かるさ。ずっと夏海を見てきたんだ〉

『剛士…』

〈まだ話してないんだろ?早く話せ。雄輔なら大丈夫だから〉

『…違…ぅ…』

〈え?〉

『…ううん。何でも…ない。剛士…おめでとう。』

そう言うと私は無理に笑顔を作った。

違う…違うのよ。そういう事じゃないの…。

そう思いながら、私は残りのココアを飲み干した。

                                                     つづく