あの日から時々、雄輔君と会うようになった。
と言っても、お互い忙しいから外で会うことはほとんどなく、
私が早く帰れた日やお休みの日に雄輔君が家に来るという事がほとんどだった。
今日は出張に行ってた雄輔君が帰ってくる。
お休みだった私は、朝から掃除をしたり、食材の買出しに行ったりして過ごした。
時間があるので、少し手間のかかる料理も作ってみた。
誰かの為に料理を作るのがこんなに嬉しいなんて忘れてたな・・・。
夕方遅くになって、雄輔君がやってきた。
「ただいま~♪(≧▽≦)」久しぶりの雄輔君の笑顔。
ただいまっていう懐かしい響きに胸がちょっとチクッとした。
『ご飯、食べるでしょ(^-^)』
「うん、ハラ減った(・∀・)」
いつものように会わなかった間の出来事をお互い報告する。
雄輔君が黙ってこちらを見ながら笑っている。
『何?(。・ε・。)』
「前から思ってたんだけどさ、夏海さんてホント嬉しそうにメシ食うよね( ´艸`)」
『うるさいなぁ!ヽ(`Д´)ノど~せ、私は食いしん坊ですよ!』私はちょっと怒ってみせた。
「何で怒んの?おれ、褒めてんのに・・・。夏海さんと食べるメシは何でかうまいんだよねぇ(-^□^-)」
ドキッとしてしまった。
毎日こんなふうに雄輔君とご飯が食べられたら・・・って考えてしまう。
雄輔君といると、忘れようとしてた幸せを思い出してしまう。
ダメだよね。これ以上望んじゃ・・・。
「あ~、うまかった!ごちそうさま(^人^)」
『片づけたらコーヒー淹れるね(o^-')b』そう言ってキッチンに行くと携帯が鳴った。
『もしもし』
「夏海?」剛士からだった。
「明日なんだけどさ、時間とれるよな?」
『うん、大丈夫だよ。パーティの時はごめんね』
「いいよ。毎月なんだから、無理な月もあるよ。じゃあ、午前中でいいか?」
『わかった。じゃあ11時頃に行くね』
携帯を切った私はしばらくその場に立ちつくしていた。
「夏海さん?どうかしたの?」雄輔君がやってくる。
『ん?何でもない!!ねぇ、コーヒー止めて、飲もっか?』私は冷蔵庫を開けた。
『・・・て、これしかないか(^_^;)』
冷蔵庫の中には缶チューハイが1本だけ。
「おれ買ってきますよ(-^□^-)」そう言うと雄輔君は出かけて行った。
雄輔君が行ってしまうと、私はサイドボードの引き出しから1枚の写真を取り出した。
どのくらい時間が経っていたのだろう?
私は雄輔君が帰ってきたのにも気づかずにいた。
「何、見てんのかな~♪(・∀・)」突然、後ろから写真を取り上げられる。
『かえして!!』
「!・・・これって・・・?」写真を見た雄輔君の表情が変わった。
つづく