恋夢…5(再) | カンタ印  元気印

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日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

遅い昼食を済ませた私達は海岸に来ていた。


冬の夕暮れは早い。まだ4時前だというのに太陽に昼間の眩しさはなく、夕陽のそれになりつつあった。

海岸を散歩する。ここでも私はハシャでいた。

そんな私を「夏海さんて、ホント子供みて~( ´艸`)」と雄輔君がからかう。

今日の私、本当にどうかしてる・・・

夕陽が沈み始める頃、私達は並んで座った。

私は抱えたひざに頭をのせて、夕陽ではなく、となりの雄輔君を見ていた。

「どうしたの?(*゚ー゚)ゞ」私の様子に気づいた雄輔君が聞いてくる。

『ん~、夕陽って綺麗だけど切なくなるから、あんまり好きじゃないの・・・(´_`。)』

「今も?」

『?・・・何でだろ・・・?今日は平気・・・』

「2人だからじゃね~の?(*^ー^)ノ」そう言って笑うと、「夏海さん、右手出して」と言う。

訳が解らないまま右手を差し出すと、大きな左手をからめてきた。

繋いだ手のように、その日の夕陽はいつもと違って温かい気持ちにさせてくれた。



あたりが暗くなる頃、私達は車にもどる為、歩き出した。

手を繋いだまま、私が波打ち際を歩く。

「危ない!!」突然大きな波が来て、手を引っ張られた私は、そのまま雄輔君の腕の中にいた。

ゆったりした服を着ていたから気づかなかったけど、腕も胸もたくましい。微かに煙草の香りがした。

『ありがとう(///∇//)』そう言って離れようとした時、強い力で抱きしめられた。

『・・・雄・・輔君?・・・』

「・・・ごめん。ちょっとだけ・・・ちょっとだけ、こうしてていい?」

私は黙ったままうなずいた。

「夏海さん、ちっちぇ~なぁ・・・」

雄輔君の声を耳元で聞きながら、私は自分の中に芽生えた感情に戸惑っていた。

ひとりで生きていくと決めたハズなのに・・・

                                                   つづく