【恋夢】見つめて…11(再) | カンタ印  元気印

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日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

数日後、剛士に呼び出された。

『早く帰らなくていいの?優紀が待ってるんじゃないの?』

ビールを飲みながらお好み焼きをつつく。

〈あ~、優紀だったら、今は実家〉

『実家?喧嘩でもしたの?』

驚いて聞き返すと、悪阻が重いので落ちつくまで実家で世話になる事にしたと言う。

〈そんな事より、お前達こそどうしたんだ?「麻紀が電話に出てくれね~(ToT)」って、雄輔がこぼしてたぞ(笑)〉



あの日、いつもはある雄輔君からの連絡を待っていた。

でも、電話もメールも1晩中くる事はなかった。

そんな事は初めての事だった。

あんなに優しくしてくれたのに、私はいつまでも剛士の事がどこかに引っ掛かってて…。

愛想をつかした雄輔君が他の子と何かあっても仕方ない。…そう思った。

でも、その事を切り出されるのが怖くて、電話に出られずにいた。



何か言いたそうに剛士が向かいの席からビール片手に隣に移ってくる。

私の耳元に顔を寄せると、声をひそめて訊いた。

〈なぁ、もう雄輔と寝た?〉

『…何っ…(// //)  剛士、酔っ払ってるの?』

あまりにストレートな質問に真っ赤になってしまう。

〈やっぱ、まだか(・∀・) 雄輔も我慢強いよな~(笑)〉

何にも答えてないのに1人で納得して話している。

〈何で許してやんないの? あんないいヤツいないぞ~。 麻紀にゾッコンだし~(笑)〉

人の気も知らないでケラケラ笑う。

誰のせいだと思ってるのよ。 それに雄輔君には…

『そんな事…そんな事ないと思うよ。 雄輔君、彼女いるみたいだし…』

〈はぁ? 麻紀、何言ってんの?〉

『だって、見たんだもん(ノ_・。)』

私は会社の前で見た事を剛士に話した。

〈それで?〉

『それで…って…?』

〈だって、雄輔に確かめた訳じゃないんだろ? 確かめなくていいのか?〉

『だって…きっと私に愛想をつかしたのよ? 今さら…何て…?』

〈そうか…。 それでいいんだ…〉

剛士が手に持っていたビールをテーブルに置いた。

〈じゃあ…俺にもまだ…チャンスがあるって事だな…〉

え?

突然、肩を引き寄せられたかと思うと、剛士の顔が近づいてきた。

                                                        つづく