約束までの時間を海辺で過ごす。
海岸沿いの道の海の見えるお店でお茶をして、砂浜を散歩する。
「うわっ、つめて!」 裸足になって海に入っていく雄輔君は本当に楽しそう( ´艸`)
何だか小っちゃな子供みたい。 …そう思って笑っていると、戻ってきた雄輔君に小突かれた。
「何、笑ってんだよ?(。・ε・。)」
『うん?(笑) ホントに海が好きなんだなって思って…』
「麻紀も…」
『ん?』
「麻紀の事も…マジで好きだべ♪(//・_・//)」 そう言うと横を向いた。
雄輔君の横顔が耳まで真っ赤になっていた。
《お姉ちゃ~ん。久しぶり♪》 ドアを開けると優紀が抱きついてきた。
〈お前ら、いつからそんな事になったんだ?〉 玄関の奥では剛士がニヤニヤしながらこちらを見ている。
ちょっと複雑な心境の私に気づいたのか、
「まだ…そんな事になんてなってないっすよ。お義姉さん、手強くって…。な?」 と、雄輔君が言う。
〈ま、いいさ(笑) とにかく上がれよ〉 剛士に促されテラスへと出た。
海を見ながら雄輔君と剛士が話をしている。
そんな2人を眺めていると、優紀がお茶を運んできてくれた。
『あ、そうだ!優紀…これ』 私は花束を取り出すと優紀の前に差し出した。
その瞬間、優紀が口元に手をやり顔をしかめると部屋の中へと走り去った。
『優紀?』
私の声に剛士もその様子に気づくと、慌てて優紀の後を追った。
「ショックだった?」
初めて会った日に雄輔君が連れてきてくれた海岸にいた。
すっかり暗くなった砂浜には私たちの他には誰もいなかった。
あの日のように雄輔君の大きな背中にしがみつく。
優紀のお腹には剛士の子供が居るという。
『ん~、やっぱりね。でも…思ったほどじゃなかった…』
「そか。なら…よかった」 雄輔君がホッとしたように言う。
「もう…麻紀の辛そうな顔…見たくねぇんだよ…」
雄輔君…
『…ねぇ…今日は…抱きしめてもいい?…って訊かないの?』
「だって麻紀、どうせダメ!って言うだろ?(笑)」
『…(//・_・//)』
「…麻紀?」
『抱きしめたら…歯止め…効かなくなる?』
「…かもな(笑)」
『じゃ、やっぱり背中だけでいい(笑)』
「わ~~~!嘘!嘘!それ以上何もしないから!」
雄輔君が少しかすれた声で言った。 「…だから…いい?」
黙ったままコクンと頷く。
大きな雄輔君にすっぽりと包まれて、私もその背中にそっと手をまわした。
「麻紀?」
『…ん?』
「…結構、胸あんな♪(・∀・)」
『…バカ!(*v.v)。』
上目使いに見上げた雄輔君と目が合う。
自然と唇が重なった。
つづく