【恋夢】好きと言えなくて…10(再) | カンタ印  元気印

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日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

泊まりの勤務につく。

その日は遅番の和美ちゃんと入れ替わりになった。

「明日のお休み、何か予定ある?」

仕事の引き継ぎの後、和美ちゃんに訊いた。

『特にはないけど…』

「じゃあ、仕事が終わったら一緒に出かけよう♪連絡するから(-^□^-)」

『泊まり明けで大丈夫なの?』 そう言いながらも和美ちゃんはOKをしてくれた。



あれから時々和美ちゃんと2人ででかけている。

あの日、和美ちゃんの携帯の鳴る音で僕らは目が覚めた。

彼からの電話に戸惑う彼女を出るように促すとベッドを出た。

『急用かもしれないけど、事情くらい説明してから行ってよね!』

努めて明るい口調で話す和美ちゃんの声が、キッチンでコーヒーを淹れてる僕の耳にも届く。

聞いてはいけないと思いながらも、やはり漏れ聞こえてくる内容が気になっていた。

話し声が聞こえなくなって暫くしてから部屋に戻った僕に、

『ごめ…んなさ…ぃ』と力なく言うと、和美ちゃんは俯いた。

彼女にコーヒーの入ったカップを手渡すと隣に座った。

「何で、謝るの?前にも言ったよね。 僕、謝られるような事、何もされてないよ(笑)」

『後悔…してないの?』

「後悔?どうして?」

『だって、私には…』

「和美ちゃんは…後悔してるの? 彼がいるのに僕と…こんな事になって…」

最後まで言い終わらないうちに和美ちゃんが首を横に振っていた。

「だったら…僕は後悔なんてしていない!」

そう言って、和美ちゃんの肩を抱き寄せた。

「僕は…和美ちゃんが後悔してるんじゃないか?って、それだけが心配だったんだ」

和美ちゃんがそっと僕の胸にもたれてきた。

「僕だったら…大丈夫だから…安心して…。

それに…『後悔してないの?』なんて、それは男が言う台詞だよ(笑)」

最初はキョトンとしてた和美ちゃんがクスッと笑った。

『そうね…女が男に言う台詞じゃないわよね?』

泣きそうな顔をしながらも、可笑しそうに言う和美ちゃんに僕はホッとしていた。

あれから彼とは会っていないようだ。

連絡は…時々取ってるみたいだけど…。

                                                      つづく