やっぱり…。
覚悟をしていた事ではあったけれど、その事実を突きつけられて、やはりショックを受けていた。。
まっすぐ部屋に帰る気にはなれず、何となくお店などを覗いては時間を潰す。
〈和美ちゃん?〉 声をかけられて振り向くと剛士が立っていた。
待ち合わせまでの時間潰しをしていた剛士に付き合う事にした。
〈ビールでいいよね?〉
つまみをいくつか頼み、乾杯をする。
剛士が働いてた当時からいる同僚やお互いの近況などの話をする。
和美は楽しそうに話していたが、剛士はずっと気になっていた。和美のグラスが進まない事が…。
剛士の中にあった自分の妻の記憶が、その事に気づかせてしまった。
〈和美ちゃん?もしかして…?〉
和美の顔色がサッと変わった。認めたようなものだ。
〈ねぇ?それって彼の…?〉 そう訊く剛士に首を振る。
〈…直樹は…知ってんの?〉
黙ったまま和美が俯いた。
〈直樹のやつ…〉そう言って苦虫を噛み潰したような顔になる。
〈全く…ガキじゃないんだから、着けるとか、外で出すとか…〉
『違うの!』
イライラした口調で言う剛士を和美の言葉が遮った。
〈…違…う?〉
『…ぅん。私が…私がいいって言ったの…』
〈和美…ちゃん?〉 剛士が和美の顔を覗き込んだ。
『待って…出て…いかないで…』
あの日、限界が近づいて出て行こうとする直樹を和美が止めた。
「でも…」
『いいの…いいから…だから…お願い…』
懇願する和美に直樹の気持ちの中でも何かが弾けた。
そのままで最後まで和美を愛した。
直樹が和美から出た時、溢れた熱いものが和美の内腿を伝っていた。
『私が望んだの。もしかしたら?って思ったけど、でも、それでもいいって…』
自分に言い聞かせるように呟く。『それならそれで構わない…って』
〈だったら…。直樹だったら受け止めてくれるだろうよ?〉
『だから…だから嫌なの』
和美は剛士の目をまっすぐ見て言った。
つづく
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ああぁぁ~~~~~!切りどころが~~~~~!!
お願~~~~~い!和美を嫌いにならないで~~~~~!!