【恋夢】好きと言えなくて…6 | カンタ印  元気印

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日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

〈何?それでお前そのまま帰ってきちゃったの?〉

目の前で剛士さんが呆れたようにゲラゲラと笑う。

あ~~~!腹がたつ!

あれから数日が過ぎて、今日は男2人で飲んでいた。

今は辞めてしまったが、僕と和美ちゃんが入社した時に仕事を教えてくれた先輩だ。

〈だってお前、ずっと和美ちゃんの事、好きだったじゃねぇかよ?

俺だったらそんなチャンス、逃さねぇけどな( ̄▽+ ̄*)〉

そりゃあ、アンタはそうだろうけど…



翌日からも和美ちゃんとは会社で顔を合わせているけれど、

『ありがとね♪』そうお礼を言っただけで、彼の事について話す事はなかった。

1度休憩室で2人だけの時に、「あれから彼と会った?」と訊いてみた。

『連絡はあるんだけど…』 そう言いながら首を振る彼女を心配していたのだけれど…。

和美ちゃんもこの場に誘おうと思い、一足先に退社した彼女を追った。

でも、姿を見つけた時、和美ちゃんは1人じゃなかった。

彼女を待っていた彼に声をかけられて、『どうしたの?』 と驚きながらも嬉しそうに笑っていた。



「何もなくてよかったんですよ。和美ちゃんが幸せならそれでいいんです」 僕はそう言った。

〈お前がいいんなら構わねぇけどさ!(笑) だけど…〉

剛士さんが急に真顔になった。

〈そいつがまた和美ちゃん泣かしたら、そん時はどうすんの? また〔いい人〕すんの?〉

黙ったままジッと見つめてくる。

「それは…」

〈直樹?何が恐い? 彼のいる女に手ぇ出すなんて…とか考えてる?

それとも和美ちゃん幸せにする自信ない?〉

心の中を見透かされた気がした。

〈大事なのは和美ちゃんの笑顔なんだろ? だったら、この際手段なんてど~でもいいんじゃね?

ヤな奴だって思われたくないって思ってたら、行動なんてできねぇぞ。

自分の方が幸せにできるって思うんなら奪っちまえよ。 俺ならそうするね〉

そう言って、にやりと笑った。

実際この人は当時つき合っていた人がいた奥さんを、彼から奪うようなかたちで結婚した。

当然いろいろ言う人もいたけれど、今は子供にも恵まれて本当に幸せそうにしている。

〈優しいだけじゃ、大事なものは守れねぇぞ〉 そう言った剛士さんの言葉が心に響いた。



その後は2人でバカ話をして、酒もいつもより少し多く飲んだ。

〈そろそろ帰るか〉 剛士さんがそう言った時、僕の携帯が鳴った。

和美ちゃんからだった。



                                                            つづく



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困った時のつる兄( ̄▽+ ̄*)


いや、今回、別に困ってないけど(笑)


でも、登場させてみた。 初の揃いぶみ?