数日前、泊まり勤務の僕はお昼近くになってから職場を出た。
本来は朝までの勤務が、週末の混雑にイベントが重なり、すっかり遅くなってしまった。
「お腹すいたなぁ…」
朝食を食べる時間もなかった僕は、少し早いランチを取ろうとしていた。
『直樹君?』 という声に振り向くと和美ちゃんが立っていた。
『今、あがり?』 そう訊かれて頷く。
「和美ちゃんはこれから待ち合わせ? 彼とデートでしょ?(-^□^-)」
前日、後輩と休みを替わってもらってた事を思い出し、冷やかすつもりでそう言った。
『…ううん。今日はね、1人…』
言葉の出てこない僕に彼女が続ける。
『何かね、私が仕事だと思って約束入れちゃったんだって。 せっかくお休み替わってもらったのにね。
家にいるのも勿体ないから出かけて来ちゃった(笑)』
明るく言ってはいるけれど、きっとがっかりしてるんだろうなと思った。
だって、昨日の和美ちゃんは本当に嬉しそうだったから。
「僕だったら…」
『ん?』
「僕だったら、お休みを取ってくれた彼女を優先するのにな…」 思わずそう言っていた。
『直樹君は優しいね…』 そう言って少し寂しそうに笑う。
バカ。僕は何を言ってるんだ? 余計に落ち込ませてどうする?
『そうよね! もっと怒ってやればよかったのよね?今頃腹が立ってきたわ!(笑)』
そう言ってくれた彼女に少しほっとした。
「ねぇ、時間があるんだったらランチ付き合わない? ご馳走するからさ♪」
『いいの?( ´艸`)』 そう訊く彼女に、
「うん。本当は1人で食べるのって好きじゃないから、どうしようかと思ってたんだ」 と言った。
「どうしたの?」
食事をしながら可笑しそうにクスっと笑った彼女に訊く。
『ん~?こんな風に2人だけで食事するのって初めてだな~と思って(笑)』
「そうだっけ?」
『そうよ。知り合って随分たつのにね(笑)』
そんな話をしながら楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
『ねぇ…』 別れ際、彼女が何かを言いかけて止めた。
『…何でもない。 今日はありがとね♪』 照れくさそうにそう言った彼女と別れた。
つづく
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何とか今日中に更新v(^-^)v