【恋夢】強がり…7 | カンタ印  元気印

カンタ印  元気印

日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

以前『年下の男』のあの方が言ってた『新ルール』を、今日の会合で軽く発動(笑)


何とかゴールまでの道筋が見えてきた?( ̄▽+ ̄*)


でゎ、ちと短いですが読んだって♪('-^*)/

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雄輔に完全に身を委ねていた。

雄輔の腕の中は出会った頃と同じく心地がよくて、懐かしい香りと温もりに包まれ私は泣いた。

嬉しいのか、悲しいのか、それさえもよく分からない。

ただ、最初に雄輔の前で泣いた時の事を思い出していた。

『私、あれ以来、誰の前でも泣いてないんだよ』 伝えられない言葉を飲み込んで。



「大丈夫か?」 ようやく落ちついた私にやっと雄輔が声を発した。

『雄輔…』 その胸にもたれたまま呟くように言った。

「ん?」 雄輔は私の顔にかかる髪を直してくれている。

『私…幸せになりたいな』 私の言葉に雄輔の指の動きが止まる。

「……幸せじゃ…ないのかよ?」 驚いたような、不安なような問いかけ。

『分んない!(笑)』 そう言って笑うと、雄輔が少しほっとしたように感じた。

『ただ…ね、雄輔と出会った頃が幸せすぎたから…』

「真美…」 と言いかけた言葉を遮るかのように肩を抱いてた腕を抜け出した。

『送って…くれる?』 笑顔でことさら明るく言った。

『これ以上一緒にいたら誘惑したくなっちゃう(笑)』

「…」 

黙ったままの雄輔が見つめ返してくる。

「帰したくない…」

『…雄?』

「また…俺のものにしたいって言ったら?」

ズルイ!…そんな言葉。

『もう…遅いわよ!(笑)』 無理におどけて言った。

『それに…それにそんな事になったら、もうこんな風に会えなくなっちゃう…。せっかくまた会えたのに…』

「…そ…だな。もう遅いよな(笑)」 

『そうよ!もう遅い!(笑)』

笑いながら軽口を叩いていたけれど、2人とも目は笑ってはいなかった。



車は来た道を逆に走っていた。

違うでしょ? 独り占めできないのは私じゃなくて雄輔でしょ?

雄輔がもう私のものにはならないんでしょ?

だって…私は別れた後もずっと雄輔のものだよ。心も…。身体も…。

そんな事…言えないけどね。

運転する雄輔の横顔に心の中で呟いた。

                                                      つづく