少し短いけど、みんなが忘れる前に更新(笑)
ええ、携帯からですわよ。頑張ったv(^-^)v
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「真美」 取り引き先の会社を出た所で声を掛けられた。
「お前も打ち合わせ?」 怪我をした日以来で会う雄輔だった。
「足…どうだ?」 まだ包帯の巻かれた足首を見て訊いてくる。
「その…悪かったな」 申し訳なさそうに言う。もう気にする事なんてないのに…。
「会社…戻るのか?」 外は既に日が暮れ始めていた。
『ううん。直帰…』
「そか…」 お互い言葉が出てこない。しばらくの沈黙。
雄輔が背中を向けた。
「…送ってく…」 呟くように言うと、そのまま私の答えも聞かずに歩きだした。
聞こえないフリをする事もできたはずなのに、気づいた時には雄輔の車の助手席に座っていた。
「あれ、まだ持っていたんだな?」 走りだした車の中で沈黙を破るような雄輔の言葉。
『えっ?』 突然の事で私には何の事だか分からない。
「そこ開けてみ?」 雄輔は軽く笑うとダッシュボードを指差した。
『これ…』思わず雄輔の方を振り向くと、チラッとこちらを見た雄輔と目があった。
手作りのジェルキャンドル。
以前ドライブの途中に立ち寄ったドライブインで手作りしたもの。
色とりどりの砂やガラス細工などを使って、思い思いのデザインに仕上げていく。
私達はその日海岸で拾った貝殻も組み合わせて、それぞれ1つずつを作り上げた。
私は海藻や魚のガラス細工を使って海の中のイメージ。
雄輔はヨットや船のガラス細工で波の上のイメージ。
出来上がったものをお互いにプレゼントした。
『まだ…持っててくれたの?』
前を見たまま雄輔が頷く。「何度も捨てようと思ったんだけどな…(笑)」
『…』
「ものすっげ~楽しそうに一生懸命作ってた真美を思いだすと、どうしても捨てられなくてな…」
同じだ…。
私も見る度辛くて何度も捨てようとしたけれど、
手渡してくれた時の雄輔の笑顔が忘れられなくて、ずっとベッドサイドに飾ってあった。
「な~、行きたいトコあんだけど、ちょっと付きあってくんね?」
信号待ちで私の顔を覗き込みながら「いいよな♪」と屈託なく笑う。
だから、その笑顔…反則。
逆らえずに頷く自分がいた。
つづく