【恋夢】強がり…4 | カンタ印  元気印

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日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

少し短いけど、みんなが忘れる前に更新(笑)

ええ、携帯からですわよ。頑張ったv(^-^)v

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「真美」 取り引き先の会社を出た所で声を掛けられた。

「お前も打ち合わせ?」 怪我をした日以来で会う雄輔だった。

「足…どうだ?」 まだ包帯の巻かれた足首を見て訊いてくる。

「その…悪かったな」 申し訳なさそうに言う。もう気にする事なんてないのに…。

「会社…戻るのか?」 外は既に日が暮れ始めていた。 

『ううん。直帰…』

「そか…」 お互い言葉が出てこない。しばらくの沈黙。

雄輔が背中を向けた。

「…送ってく…」 呟くように言うと、そのまま私の答えも聞かずに歩きだした。

聞こえないフリをする事もできたはずなのに、気づいた時には雄輔の車の助手席に座っていた。



「あれ、まだ持っていたんだな?」 走りだした車の中で沈黙を破るような雄輔の言葉。

『えっ?』 突然の事で私には何の事だか分からない。

「そこ開けてみ?」 雄輔は軽く笑うとダッシュボードを指差した。

『これ…』思わず雄輔の方を振り向くと、チラッとこちらを見た雄輔と目があった。

手作りのジェルキャンドル。

以前ドライブの途中に立ち寄ったドライブインで手作りしたもの。

色とりどりの砂やガラス細工などを使って、思い思いのデザインに仕上げていく。

私達はその日海岸で拾った貝殻も組み合わせて、それぞれ1つずつを作り上げた。

私は海藻や魚のガラス細工を使って海の中のイメージ。

雄輔はヨットや船のガラス細工で波の上のイメージ。

出来上がったものをお互いにプレゼントした。

『まだ…持っててくれたの?』

前を見たまま雄輔が頷く。「何度も捨てようと思ったんだけどな…(笑)」

『…』

「ものすっげ~楽しそうに一生懸命作ってた真美を思いだすと、どうしても捨てられなくてな…」

同じだ…。

私も見る度辛くて何度も捨てようとしたけれど、

手渡してくれた時の雄輔の笑顔が忘れられなくて、ずっとベッドサイドに飾ってあった。

「な~、行きたいトコあんだけど、ちょっと付きあってくんね?」

信号待ちで私の顔を覗き込みながら「いいよな♪」と屈託なく笑う。

だから、その笑顔…反則。

逆らえずに頷く自分がいた。

つづく