【恋夢】切ない夜・・・6 | カンタ印  元気印

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日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

休みの日はいつも昼頃まで寝ているのに、この日は早くから目が覚めた。


ダチに借りた車でサチを迎えに行く。


もともと童顔のサチだが、いつものスーツ姿じゃないせいか、何だか幼く見えた。


『今日、本当に大丈夫だったの?』 そう言うサチに、笑ってうなづいたが・・・




前日遅くに携帯が鳴った。 和美からだった。


『遅くにごめ~ん(^人^) 明日、休みになったの。 後輩が休み替わってくれてね。 


明日、雄輔んとこ行ってもいい?』


シフト勤務の和美は休みの日が決まっていない。 


特に土日はなかなか休めず、しばらく一緒の休みは取れてなかった。


『・・・雄輔?』


「・・・ごめん。 ・・・約束・・入れちまった」


『・・・・・』 しばらく沈黙があった。


『・・・もう!仕方ないなぁ~!(`・ω・´) 高くつくからね!(笑)』 


少し心が痛んだが、そう言ってくれた和美に正直ホッとしていた。




海でのサチは子供みたいにハシャいで、楽しそうにしていた。


でも、時々、ふっと見せる寂しそうな表情が気になった。


・・・まただ。 また・・誰かの事を考えている・・・。


紅く染まる海を眺めながら、前を歩いて行くサチの腕を掴んでいた。


『・・雄輔? どうしたの? 怖い顔して・・(笑)』 掴んだ手首を引っ張ると、その身体を抱きしめた。


「・・・何で?・・・何で笑ってんの? ほんとは泣きてぇ~んじゃねぇの?」


サチの肩が小刻みに震える。 『・・・ばかぁ・・雄輔なんて・・嫌いよ』


お前、声を押し殺して泣くんだな。 何でそんな悲しい泣き方すんだよ・・・。 


俺しかいねぇのに・・・。 他に誰もいねぇのに・・・。


サチを抱く腕にさらに力を込めた。


                                                        つづく