【雄(/ / 3 / / )部】 | カンタ印  元気印

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日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

ふと見上げた時計が0時を回っていた。 「誕生日、終わっちまったなぁ…」

今日は・・・いや、もう昨日だな・・・俺の誕生日。 アイツと・・・カコと過ごすハズだった。

それが前日になって、カコの突然の出張。


「なんでだよ?」 少ししつこくカコを責めてしまった。

『私だって・・・私だって・・・雄輔と過ごしたいよ!ばかぁ・・・』


涙声でそう言わせてしまったアイツに謝る事ができなかった。


ホント、俺って大人気ねぇ~よな。情けね~(_ _。)


今日は朝から雨が降っている。


車で出張に出かけたカコに、雨の様子が気になってカーテンを少し開けた。


「・・?・・カコ?・・」


下の道に見慣れたカコの車が停まっていた。


慌てて部屋を飛び出す。


助手席の窓を叩くと、運転席でハンドルにもたれていたカコが驚いてこちらを見た。


「どうしたんだよ?出張だろ?片づいたんか?」 隣に座りながら訊いた。


『・・・まだ。 朝までには戻る』 ハンドルにもたれたまま元気なく言う。


「何で・・そんな・・・」


『雄輔の誕生日・・・』 最後まで言わずに黙り込む。


その為に、わざわざ戻ってきたのか? こんな夜中に? 雨の中?


「何で・・部屋まで来ねぇんだよ?!」 


嬉しかったクセに素直じゃない俺はモンクの言葉を言っていた。


『・・・間に・・合わなかった・・・』 下唇を噛みしめ、涙が溢れるのを堪えている。


馬鹿だなぁ・・・。 堪らずカコを抱きしめた。


「この前は・・ごめんな。 仕事なのにカコの事、責めて・・・」


カコが首を横に振っている。


『私こそ・・ごめんね。 遅れたうえにプレゼントも・・その・・忘れてきちゃった・・(ノ_・。)』


「それは・・許せねぇな~(  ̄っ ̄)」


そう言った俺を見上げたカコの唇にキスをした。


仕事用のスーツに仕事用の鞄・・・着替えもせずに慌てて飛んできたんだろ?


「ありがとな・・・」 もう1度しっかりと抱きしめると耳元で囁いた。


プレゼント・・ちゃんと貰ったから・・・。