とんたんてんたん 怨めしや
とんたんてんたん 鳴呼、無様
とんたんてんたん 憎たらしい
とんたんてんたん 
「・・・怨めしいねぇぇええぇえ!」

冠婚葬祭の宴が今宵も開かれた
耳を澄ませば聴こえる 釘打つ音

園内にボクの姿はなく 賑わうのはボク以外でした
「そうだ、ボクが動かせばいい!」

廻せ廻せ 子の滑車を
廻せ廻せ 卯の目玉を
乱せ乱せ 丑の刻を
溢れたのは猫の泪

とんたんてんたん 振りかぶり
とんたんてんたん 打ち鳴らす
美しいね この泣き声と打撃音

神木の槌と藁人形 静寂の森に猫一匹
遠くの笑い声の中に 猫は居場所を発見した
「ボクがボクを認めればいい。」

廻せ廻せ 子の滑車を
廻せ廻せ 卯の目玉を
乱せ乱せ 丑の刻を
掴め掴め 干支の首を

~昔々、或る処~
幸せに暮らしていた猫の御話でした。とさ
~おしまい~





歩き疲れたと、
この町はおしゃべりしていた、真夜中。
空にライトの
イロドリが映る、星が見えなくなるほど。

この町の罪。

それは、
甘い秘密を隠したグンゴリの手癖。

計画された通りだ、
十分な集客が見込める。(グンゴリはこの町を作った創造主、唯一神として崇められている。)
黒ミツ頭の園社にも
『汝、盲癖ならん』のディツンララ(神伝言)。

まだ近寄れないと
僕は早口で呟いている、真夜中。
よじれる君の楽しそうな影が見える、何か言わなくちゃ。

僕は悔やむの。

それは、
町の灯りに隠れた
グンゴリの悪戯。

予期せぬ想像が、
いきなり僕の瞼を覆う。
君の体のどこへキスしよう。
続けざま想うけれど。

離れぬ雪景色、
話さぬ無口な君、
二つの影は夜灯に揺られて。

魔法の台詞が
あるのなら、
今すぐ教えてよ、
それはこの瞬間の
奇跡となる。

それは、
かわいい君がばらした忘れない約束。

予期せぬ現実が、
いきなり僕の心奪い去る。
君の
カラダ→ノド→コエ→『キスしよう』
気持ちは高鳴るけれど。

離れぬ雪景色、
話さぬ無口な君、
二つの影は
夜灯りに揺られて。
夢咲く歌舞伎色、
一面の雪を照らし、
多くの色は
これみよがしと映える。

近づく唇と唇の距離を測って…あと少し…

放れた現実世界、
離さぬ無口な君、
舞踏は何よりも
雄弁となる。
華咲く季節さえ、
かすんで見えてしまうほど、この町の光は冬にも暖かくて。
ずっとね…





いいわけ を探していた 靴ひもを結ぶような
立ち止まる 今が無駄じゃないんだと
声を上げてがむしゃらに呼吸をすることに
背を向けた僕の唇 溶かす太陽

道端の踏まれた花よりも うなだれてる僕は
頭が大きくなって
気が付けばいつしか つま先ばかり見つめてた
明日にいくら期待しても

早く このバトンを 渡して背中を
押してあげなければ
何も 始まらない

こたえ 迎えにいこう ゆっくり焦らないで
意味のない人なんていないから
二度とないこの瞬間 君に出逢えたから
言葉で着飾った心を解かしたいよ

ご褒美が欲しくて
褒めて欲しいって
結果ばかり見つめていたんだ

向かい風を強く吸い込んでさ
「一人じゃない」
暁の空 何も 怖くはない

誰かに必要とされたいって泣いたり
居場所がないって嘆いたり
それはまだ何もないだけだから
どこにだっていける 不可能なんてないよ

こたえ 迎えにいこう ゆっくり焦らないで
意味のない人なんていないから
あまりに近すぎて遠く感じているんだ
でも誰にも近道なんてないよ