御岳山宿坊「静山荘」滝行レポート② | 姫右近ブログ!~妄想日和の暴走機関車~

御岳山宿坊「静山荘」滝行レポート②

2009年7月31日(金)~8月1日(土)

14時チェックイン

15時1階集合、軽く呼吸法を教わる。
また、白装束の着方についても教わる。

30分山道を歩いて綾広の滝へ向かう。
前日の雨のせいで多少足元がぬかるんでいる。
スニーカーでも問題はなかったが、登山靴の方がベター。

バスタオル・白装束を持っていくので、ザック必須。
悪天候の時のためにレインウェアも用意した方がよい。

滝到着。
綾広の滝そばにある東屋にビニールシートで目隠しをし、着替えを行う。

男性はふんどし一枚、女は白装束。
この日の参加者は女性のみ8名。

下着は一切身につけず、白装束のみ。
①肌襦袢を着る
②さらしを巻く
③上着の襦袢?を着る

三枚重ねなので、濡れても透けることはない。

ゴム草履(貸してくれる)を履き、東屋下にある綾広の滝まで下りる。

【綾広の滝】
怠惰な生活に終止符を打つべし!


お祈り、ふりたま(魂を左手の平に乗せ、右手で蓋をして腹の前で上下に振る)、
神道式の深呼吸、神道式の準備体操を行う。

先生が滝に入り、見本を見せて下さる。

滝へは3度ずつ入る。
1、2度目は短くて10秒程度。

①えぇい!と場を清め
②滝に入る。ふりたまをしながら「はらえどのおおかみ」と唱え続ける
③先生が「えぇい!」と合図を下さる
④「えぇい!」と気合いを入れ、滝から上がる。

3度目は自分の好きなだけ入っていてよい。

①えぇい!と場を清め
②ふりたまはするが、何も唱えなくてもよい。滝と一体化する。
③自分のタイミングで「えぇい!」と気合いを入れ、滝から上がる。


滝つぼは膝あたりまでの深さで、非常に浅い。
綾広の滝は10m程度の滝ではあるが、岩を伝って落ちてくるタイプの滝
であるため、脳天にズドンと当たることはない。

岩肌に背をつけ、立つ。
傾斜に添って頭まで岩に身をつけると、頭から滝の水をかぶることができる。

岩にもたれかかって立つ状態であるので、滝に打たれても
よろける心配などなく打たれ続けることができる。

滝の水は非常に冷たく身にしみるが、私はアドレナリンでまくりで
かなりの興奮状態であったため、全く苦ではない。
「寒い!!」「冷たい!!」という肉体的感覚はあるにはあるのだが
脳にまでそれが伝わってこない感じ。

自然・滝と一体化できることへの喜びしかない。

怠惰な生活に終止符を打つべし!



滝行が終わり、また体操と深呼吸をし、神様に礼をし終了。

東屋で着替えをし、宿に戻る。


風呂に入る。
シャワーが4個ある広めのお風呂。

18時半、夕食。美味。

19時半 神道式の瞑想を教わる。
夕食後なので、皆眠そうである。

橋本先生による笙の演奏を聴く。
笙は天から差し込む光を表す。
(篳篥(ひちりき)は地上の人間の声、竜笛は天と地の間にいる龍の声)

笙の音は大好きだけれど、こんなに間近で、笙の音のみを聴くのは初めて。
これが楽器か。
人工の音か。
なんとも言えぬ不思議な感覚。

その後、クリスタルヒーリングをしていただく。
先生が、周りに99.9%クリスタル製のクリスタルボウルを7つ置き、
皆はそれに頭を向け、横になる。
大きさにより、音程が違う。
1個12万円~20万程度するそうだ。

仏具のお鈴の大きいものに近い音がするが
クリスタル製なので金属とはまた違った響き。

音がやわらかい。

軽く叩いて鳴らしたあと、ふちに沿ってぐるぐると棒でこするとその響きが
どんどんどんどん大きくなっていく。

目をつぶって音を聴いているのだが、脳裏に不思議な映像が浮かんできたりする。

響きが大きく大きくなり、耳だけで聴いているのではなく、
自分のカラダ全体に響いているような感覚。

さらには、自分自身も音の一部になっているかのような感覚に陥る。

右耳だけで響いたり、別の音が左耳だけで響いたり、不思議。

自分の中のもやもやとかイガイガが全部溶け出して消えて
リラックスし、いつの間にか眠りについている。

ヨガのあとに亡骸のポーズになっているといつの間にか眠りについている時の
ような、深いのか浅いのかわからない眠りに似ており、非常に心地よい眠り。

私はクリスタルボウルのCDを持っており、一時期それをかけたまま
眠っていたことがあった。
しかし、ナマ音は全くの別物。
ナマでなくてはカラダに響かない。共鳴しない。



その後、人生鑑定をしていただいたのち、就寝。

翌朝の滝行も、同様のことを行う。
また、瞑想とクリスタルヒーリングも夜よりは短いが、同様の内容を行う。

1泊2食付き、滝行・瞑想・クリスタルヒーリング各2回ずつで11500円。