BLです。
妄想です。
ファンタジーの世界です。
こんな細々書くつもりなかったんですけどね、ちゃちゃと終わらなくてごめんなさいね。
その頃のまつおかサンタ君とおかだトナカイ君は?
「松岡君?」
「なんだよ?」
「なんで翔をあの街に行かせたんですか!」
「そりゃ、決まってんだろ?お前とふたりっきりになる為じゃん!」
ありゃ、岡田…怒ってる?
「嘘ばっかり」
「嘘じゃねえよ?」
翔とのこと釘刺さないとでしょ。
「嘘だね。」
「ははっ…だってよ?あの街の空ってさ星が綺麗なの知ってるか?」
「知ってる」
「見せてやりたくてな翔に。
この都会の空じゃ見れねえから、あそこまで綺麗な星。」
「そんな理由なら連れて行ってやればよかったじゃん!
何も異動させなくてもさ!」
「考えたわ!何度も何度も!でもよ?それはいつでも出来るしよ?オレが見たかったのはキラキラ輝く星空を華麗に舞う翔の姿を見たかったんだ。
汗だくの翔をさ、夜空で翔の汗が光るんだぜ?」
「それ単なるあんたの欲望だろ!
もう少し言うとエロオヤジの発想だぞ!」
いや、でもぉ?それは唆られるな。
汗が迸る翔…か、いいねえ。
最近、ますますエロくなってきたからな、妖艶つうか…おれの上啼いてる翔は汗まで綺麗で、それだけで何度も昇り詰めてしまうほどだ。
その時の汗は格別だけど仕事で空を舞ってる翔の汗もおれは好きなんだ。
なんなら地上を駆け回って流れる汗もね。
世間一般ではサンタとトナカイの仕事はクリスマスだけだと思われていますが、実は普段の日もそれなりに忙しく〈空を飛べるトナカイ族〉は夜な夜な空を飛び廻り忙しくしてるんですよ?
日中は日中で毛皮を剥いで人として働いたりもしてますからね。
「エロオヤジって……ん?」
「どうかした?」
「なんか変な胸騒ぎがする」
「胸騒ぎ?」
「…翔の声が…助けて?って」
「それ本当かもよ?」
「はあ?」
「松岡君知らないの?」
「何がだ?」
「あの街のサンタの中に手の早い4人組が居るって噂だよ?」
「それ早く言え!知ってたら…あんな可愛い翔を出したりしない!」
しない!
オレは見たかっただけなんだから!
華麗に空を飛び駆け回る翔を。
綺麗に輝く星空でソリを引き飛び回る翔から流れる汗を見てみたい、だってこのクリスマスの日が一番忙しいのだから汗をかく量も半端ないもんな。
綺麗な星空はプライベートで連れて行ってやればいい。