椿組06年夏・花園神社野外劇「GS近松商店」観に行ってきました。
in花園神社です。
そう、野外舞台。
それは初めて観るもので、始まってから驚くところや感心するところが沢山。
野外じゃなきゃ出来ないことって、けっこーあったんだーと。
真夏の話というのも臨場感あったし。納得。
恋愛や日常の「どうにも出来ない。」ことをリアルに描いてた。
と、同時にその「どうにも出来ない。」ことを、自分と愛する人のために「どうにかしたい。」と思う純粋さも。
不器用だけど真剣に人を愛する、彼女を暗闇の中から助けてあげたいという思いが痛いほど伝わってきて、泣けた。
純粋になればなるほど、傷つくことは増える。
だから世の中うまくやってくためには純粋な自分をオブラートに包んで不感症なふりして生きていくしかない。
精一杯恋をして、大切な人を救う為の唯一の方法が相手を殺めることで、、、
相手がいなくなってしまったら自分も死ぬしかなかった。
悲しいけど、仕方ない。
2人にとってはそれが一番幸せ、苦しんで生きていくよりも幸せな結末だったんだろう。
けど、現実的に考えて自殺はよくない。(もちろん他殺も)
けど、気持ちは解る。
だからお芝居としては最高に良かった。
役者さんたちのパワーには終始圧倒されました。
車を使った演出・地面が土というのもすごく良かった。
そして季節そのものを生かした野外ならではの舞台にいろんな意味で感激いたしました。
夏を感じることが出来ました。