内なる頷き
ただ、そのままを一旦受け入れ、
優しく包んで、愛してあげると、
私達の「ほんとうの力」が出てくるようになります。
まずは、そのままの自分を知っていてあげて、やわらかさの中で受け入れられるという感覚が、私達には必要なのです。
例えば、自分が落ち込む時、どんなに周りに「落ち込まないで」と励まされても、自分が自分をゆるせなければ、らくになる事はありません。
失敗した時、どんなに周りに「気にすることないよ」と言われても、自分が納得しなければ、よかったとはけっして思えないでしょう。
あなたが「気」にしている事は、あなたが納得できなくては、そうならないでしょう。
大切なのは、あなた自身の内なる頷きなのです。
あなたには、受け入れられる頷きが必要なのです。
それも「誰か」にではありません。
あなた自身に、です。
だから勇気が出ない時は、「ああ今はそうなんだな」と、
ダメな自分に落ち込むなら、「ああ今は落ち込みを感じる時間なんだな」と、まずは受け入れてあげて下さい。
今感じている気持ちを、「ダメダメ明るくなって」とか、「ダメダメそう考えちゃ」と、今を否定して無理やり引っ張って、内側に抵抗をつくりださないことです。
何故なら、気にしないでと言われても、気にしてしまうから。
大丈夫だと言われても、怖くてたまらないからです。
そのフィーリングを、あなたの中でまずは、そっと受けとめましょう。
ただし、がっちりとその感覚を握りしめないで、
そういう時はそのフィーリングを、そっと手のひらで落ちてきた羽を受けとめ支えるように、ふわりとふんわりと受けとめてあげるのです。
一旦受けとめてあげる。
軽くそっと手をそえてあげるような心持ちで。
それでも大丈夫なのです。
例え、重くて、いたいような気持ちでも、その感覚の中には、必ず私達の本質である神様の力が入っていますから、
信頼してあげれば、受け入れられた途端に、ふっとらくになります。
だから、落ち込むだけ落ち込んで、沈みたいだけ沈んだら、必ずまた、浮上したくなるはずです。
頷きと信頼があれば、ずっと沈んだままにはなりません。
転換地点が必ずあって、ふっと波動が変わる瞬間が訪れます。
大切なのは、例えどんなフィーリングでも、寄り添ってあげ、一旦頷いてあげられる、あなたがあなた自身に向ける信頼です。
そこからハイヤーセルフとの一致が始まっていくのですね。