自衛隊員を目指す人たちへ | I LOVE 陸上自衛隊

自衛隊員を目指す人たちへ

自衛隊員、昔は駅や職安なんかで身体の丈夫そうな若い男性に「お兄ちゃん、自衛隊入らないか?」と、地連の広報官が(彼らも自衛隊員)スカウトしていましたが、いまや自衛隊は折りしも不況が重なった上、災害派遣等で自衛隊の活躍がテレビのニュースに映し出されて大人気職種と変貌し、いまや自衛隊員になるのはかなりの狭き門です。自衛官募集とポスターで書いてはいますが、自衛官は事務官・技官も含めるので、自衛隊員(以下、隊員)募集の方が正しいのです。


自衛官になるには志願表を地連に出し、出させた志願票を調査課と言う部署が「犯罪歴・暴力団とのかかわりの有無等」などを調べるので、普通に生活してたら書類審査は通ります。そして試験を行いますが、昔は地連の広報官が答えとかを教えたりしていましたが、今はそう言うのは無くなりました。出される問題は高校卒業程度の国語・数学・英語・社会科で、警察のような「適正診断」は行いません(調査課が前もって調べているから)

そして、次に健康診断。身長・体重・視力・聴力・色盲の有無・レントゲン検査等を行いますが、警察と違って運動能力試験は行いません。最後に、面接でどこの自衛隊(陸海空)に行きたいかを聞かれます。海自と空自はほぼ満員状態なので、新卒隊員はなら海自・空自にも行けますが、中途採用隊員(6月・9月に採用試験を行う)はほとんどが陸自に配属されます。また、女性自衛官の採用試験は新卒隊員試験の行われる9月のみです。


合格発表は約3週間程度してから、地連の広報官が合格なら家まで出向いて合格の知らせを受け、それと同時に合格者の家族に挨拶を兼ねて訪問します。合格したら大体26日に入隊しますが、新卒隊員は曹候補学生・曹候補士は教育隊に、任期制隊員(2年後との契約の隊員)は最寄の駐屯地に配属されます。ただ、中途採用隊員は教育隊からのスタートです。


自衛隊に入って何を最初にするかは、明日書きます。