ただ今ココちゃんの慢性気管支炎(喘息)をどう治療するか鋭意調査中サーチ



咳など症状がほぼないので、レントゲンを撮らないと炎症があることが分からないくらいの状態です。


そんなココちゃんの慢性気管支炎について、主治医のKan先生は、

  • ステロイドの吸入薬は咳発作が起きた時の応急処置として使用(普段は使わない)
  • 発作が起きたらステロイド吸入薬の投与後に通院し、クリニックでネブライザーなどの治療を行う
  • 普段は気管支拡張剤のみ継続投与
と仰ってました。

なのですが、人間の喘息/慢性気管支炎の治療方法を調べたところでは、
  • ステロイド吸入薬は予防のために毎日使用するのが望ましい
  • ステロイド吸入薬は、投与開始してから効果が出るまで1週間くらいかかるので、応急処置には不向き
  • 喘息発作が繰り返し起こると、炎症や刺激で気管内の壁が厚く過敏になり、どんどん喘息発作を起こしやすくなる
  • 気管支の筋肉も線維化していき、気管支拡張剤が効きにくくなっていく
  • 炎症を抑えることが1番大切なので、気管支拡張剤を単体で使うのは推奨されないびっくり
  • 気管支拡張剤だけ使って炎症を放置していると、「喘息死」に繋がりやすいガーン

喘 息 死!?

ここ最近知ったワードで最も恐怖感とインパクトがありましたびっくり

有名人では、歌手のテレサ・テンさんが喘息発作によってご逝去(喘息死)なさったそうです。

重症の喘息発作が起きて気道が塞がると、5〜6分で呼吸が止まり、15分で脳死状態にガーン

気管支拡張剤を投与しても、効き始めるまでに間に合わないとのことです。

これを防ぐにはステロイド吸入薬を毎日投与して発作を予防するしかなく、軽度の喘息患者のほうが投薬をサボったりするので、喘息死するケースが多いんだそうです不安


なので、咳の症状がなくてもステロイド吸入薬を使用して発作を予防する長期管理治療とても重要!!

これを踏まえると、Kan先生の治療方針でいくと、

ジワジワと炎症が気管や肺にダメージを与える右矢印喘息発作が起きるようになり、その都度対処療法を実施右矢印気管や肺にダメージ蓄積右矢印重篤な発作が起きて喘息死

という、生き地獄のような道を歩む気しかしないんですけど滝汗

なので、先日タイのLazadaで注文した吸入器が届き、Kan先生にステロイド吸入薬を処方してもらったら、毎日投与して1ヶ月後にレントゲンを撮り、肺と気管支の慢性炎症が完全に収まってるかを確認しようと思いますひらめき電球

収まってたら継続、収まってなければ容量や回数を増やすか、ステロイドを強いものに変更するなどして、これ以上炎症で気管や肺がダメージを受けないようにしたいです。

シェリちゃんは最後の1時間くらい、呼吸困難で苦しみ、私はなす術なく見守ることしかできませんでした。

そして、最後の最後は、シェリちゃんの苦しみが早く終わるように、早く天国に召されるようにと、この世で一番願いたくなかったことを祈るハメに泣くうさぎ

またココちゃんをそんな状態にしたら、もうシェリちゃんに合わせる顔なんてありませんショボーン

今は気管支拡張剤だけ投与していて、ほんと危なかったビックリマーク

最初は「何でこんな治療を!?」とKan先生に不審感を感じましたが、Kan先生が悪いかというと、そうでもなさそう。

調べたところでは、そもそも慢性気管支炎/喘息について詳しく説明している動物病院は専門病院以外はほとんどなかったので、日本でも長期管理療法を提案する動物病院は少ないのかな、と思いました。

人間でも1990年代後半になってようやく長期管理療法が普及し、喘息死が急激したみたいですが、それまでは発作時に気管支拡張剤を投与する治療が一般的だったらしいです。

昨年5月28日のココちゃん。

今見るとだいぶ老けてるけど、重度の気管虚脱なところに気管支炎と肺炎を発症していて、相当苦しかったんだと思いますえーん

今回ココちゃんが胃液を吐いて食欲不振にならなかったら、危うくまたココちゃんに同じ苦しみを与え、更に喘息死への道を進んでいくところでしたゲッソリ

重篤な発作を起こす前に気がついて良かったですおねがい

1日でも早く長期管理療法を始めたいので、早くタイから吸入器が届きますように!!

ただ、本来は、気管内の内視鏡検査や、気管粘液の培養検査などをしたほうがいいんですよね。

もちろんラオスにそんな設備のある動物病院はないので、ココちゃんの場合は、ステロイド吸入薬で炎症が収まるかの試験投薬するしかありませんあせる

日本は素晴らしい呼吸器専門医の先生がいるので、もしココちゃんと同じく対処療法や気管支拡張剤だけの投与を提案されている飼主さんがいらっしゃったら、できれば専門医を受診して、正しい治療かを確認することをオススメしたいです。


この世に呼吸困難で苦しむ子が減りますようにお願い