ちょっと暗い話で申し訳ないのですが、最近気になっているのが「私は飼主としての責任を果たせるのかはてなマーク」ということあせる

 

海外在住、バツイチ子無し、親や親族が既に高齢の私にとっては、実はとっても深刻な問題ですガーン

 

以前から考えて対策はしていましたが、つい最近再考する機会があったので、思ったことをブログに書きたいと思いました。

 

まず、そもそもとして、飼主の責任とは何かはてなマークですが、細かい点は人それぞれ微妙に認識は違うものの、絶対的なことは環境省がアナウンスしている以下のようなことかと思います。

 

 

我が家でいうと、上述の理由から、お恥ずかしい話ですが最も重要な終生飼育がちょっと危うくなってますショボーン

 

万が一私がラオス滞在中に事故などで死んだ場合、

  • ワサビはキャットホテルに、ココちゃんは会社のお手伝いさんであるボーさんの家に保護してもらう
  • 知り合いがワサビとココちゃんを迎えにラオスまで来て、日本の実家に連れて行く
ということにしています。
 
もし実家の母も死んだ場合は、ワサビとドラ君は猫好きの叔母やいとこが里親になってくれるという同意を得ています。
 
ココちゃんは既に12歳なので、私と母の両方が死ぬ前には天国に旅立つ可能性が高いので、母以外に日本で後見人はつけてません。
 
ラオスでは、万が一私がココちゃんより先に死んだ時、ココちゃんが飛行機で日本に移動するのが危険を伴う場合は、会社のお手伝いさんであるボーさんに十二分な養育費をお支払いして、最後までお世話してもらうことになってます。
 
 
上の写真は、ココちゃんが野菜好きなことを知り、毎日茹でた野菜を作って来てくれるようになった優しいボーさんと、ボーさんに野菜をもらうココちゃんおねがい
 
と、今はそれで何とかはなりますが、母や叔母はもちろん、いとこももうかなりいい年齢(40代と50代)汗
 
ボーさんも私と同い年だし滝汗
 
同級生でガンなど重病にかかる人はチラホラおり、亡くなった知人友人もいます。
 
もし後見人の叔母やいとこ達がペットの飼育が難しくなった場合は、最近増えている後見人サービスや老猫ホームを利用しようかと思って、少し前から調査中。
 
料金は、小型犬や猫だと、月に数万円から15万円くらいと幅広いみたいです。
 
安いところは経営破綻や多頭飼育崩壊が心配なので、高いところのほうが安心な気はしてますが、そうすると、もし10年預けなくいけなくなったとしたら、1匹あたり1000万円以上かかりますあせる
 
それに、高いからといって、ずっと安定運営するとも限りません真顔
 
老猫/老犬ホームは新しいビジネスなので、候補となってる施設の状況を定期的に確認し、過度な受け入れや経営難、働いているスタッフさん達からの内部告発がないかなどをチェックし続け、候補を絞りたいと思います。
 
まだ高齢者じゃないし、心配しすぎじゃ!?」と思う方もいらっしゃると思いますし、実際私も、元保護犬のシェリちゃんをお迎えする前はそこまで心配はしてませんでした。
 
でも、シェリちゃんをレスキューしてくださったNPO法人アルマさん他、保護犬/猫の引き取り情報などを見ていると、「何ともならず飼育放棄する飼主」が続出ガーン
 
リスクヘッジは最大限しておくべき」という考えになりました。
 

例えば、以前メディアでも取り上げられていたラグドールのミルクちゃんは、飼主さんは高齢者ではありませんが、精神疾患と経済的困窮から飼育放棄に泣くうさぎ

 

でも、精神疾患と戦いつつも、毎日のブラッシングやワクチン、避妊手術、毎月の動物病院での爪切りなど、お手入れや医療が完璧に行き届いていて、ミルクちゃんの状態がかなり良い段階での飼育放棄。
 
記事にも書いてある通り、飼主さんはミルクちゃんを心から愛していて、だからこそミルクちゃんに一切不自由させる前に飼育放棄したのだと思います。
 
幸い、ミルクちゃんは人気の純血種で比較的若いこともあり、素敵な里親さんがすぐに決まってました。
 
こういう飼育放棄なら、悲しいことではあるけれど、その中では比較的ハッピーなケースですね。
 
でも、シニアで持病がある場合などは引き取り手がなかなか見つからないのが現実ですえーん
 
アルマさんなど、シニアや病気がある子を積極的に引き取っている、信頼できる保護団体は確かにあります。
 
でも、里親が決まりにくく、高額な医療費がかかる可能性があるシニアの子を引き取れる頭数はごく僅か。
 
もしラッキーで枠があったとしても、保護団体にお願いするのは違う気があせる
 
もし私がワサビやドラ君(と、もし里親さんが見つからなかった場合は、これから我が家で家猫修行をしようと考えているポン酢ちゃんも)を預けたとしたら、その分保健所に収容されている子達の生きるチャンスを奪うことになってしまいますよね。
 
もうどうしようもなくなったら保護団体に助けを求めざるを得ないのかもしれませんが、まずは最大限の努力すべきだと思います。
 
それに、アルマさんはそんなことはありませんけど、キャパを考えず、無責任にシニアや病気の子をレスキューし、別の保護団体や個人ボランティアに引き渡すようなところも。。。
 
里親が決まりにくい子をバンバン安請け合いするような団体や個人は、「レスキューホーダー」であることが少なくないように思います滝汗

 

日本でも、「殺処分ゼロ」が叫ばれるようになってから特に、レスキューホーダー的な運営の保護団体や個人ボランティアさんによる多頭飼育崩壊が増えているようです。
 

有名な事例としては、シニアや病気/障害がある子を多数引き取っていた「神様」とまで呼ばれた個人ボランティアが起こした地獄のような多頭飼育崩壊(生存していた犬猫30匹程度、亡骸は50匹分以上)。

 

「神様」なのは、無責任に保護した動物を押し付けることができた人間達にとってであって、収容されていた子たちからしたら虐殺魔ですよね。。。

 

ただ、こういう人達の場合、悪徳繁殖業者のように最初から劣悪な環境だったわけではなく、引き取り数が増えるごとに少しずつ1匹1匹のお世話の質が落ちていき、ご本人の感覚が麻痺していくのかと思います。
 
ニュースで「神様」と交流のあった人達がインタビューに答えるのを観たところでは、飼育崩壊する5年位前までは真っ当に保護活動をしていたようです。
 
でも、保護活動に没頭して仕事が疎かになり、経済的に困窮し始め、困窮したところに車が壊れ、通院や物資の買い出しが困難となってから、ネグレクトの傾向がどんどん悪化していった模様。
 
精神的に壊れてしまうと正しい判断ができなくなるし、経済的にも寄付への依存度が高くなるので、最後は悲惨な状態になっているのに、更に積極的に状態の悪い犬猫の引き取りを増やしていったみたい。
 
アメリカの研究だと、アニマルホーダーの傾向は若い時から現れ始め、10年~30年くらいかけて徐々に進行し、50代~60代で地獄のような多頭飼育崩壊を起こすのがパターンのようですが、この虐殺魔も典型的ひらめき電球
 
私の身近な例でいうと、私が里親になると表明する前にココちゃんを引き取ることになっていたシェルターのオーナー(シンガポール人)も明らかなレスキューホーダー滝汗
 
Facebookだけ見てると素晴らしい活動をしているように見えますが、いざ現地を訪れると凄まじく不衛生だし、保護されている子たちは皮膚病の子だらけ、犬はお散歩に連れて行ってもらうこともなく放置、猫は過密状態で飼育されていて、全く幸せそうではありません。
 
ストレスで強い保護犬が弱い保護犬を嚙み殺してしまったという事件も発生する始末ガーン
 
確かに、今のところまだゴハンと水は十分与えられてますけど、他はもう動物福祉の国際的な基準となっている「5つの自由」を全く満たしていません。
 

画像

 

このシンガポール人、まだそこまでの年齢ではない(50代半ば?)ですが、超肥満体で膝が悪く、杖をついているのですが、犬がワンワン鳴くと杖を振り上げ、ワンちゃんたちを震え上がらせていますぐすん
 
客観的に見ると、もう虐待が始まってるのは明白ですが、レスキューホーダー本人は「俺は動物のために最大限努力しているビックリマーク」という自負があり、「ここにいる子たちは幸せと本気で信じているみたいなんですよね。
 
こういった人の脳内は、まず基本的に「死なないことが重要(幸せかどうか、責任を持てるのかは二の次)」右矢印多少のネグレクト(虐待)はしょうがない」的に思っており、それで引き取りを続け、最終的に生き地獄を生み出すのかと思います。

 

ココちゃんの元飼い主さんは、Facebookなどの情報からレスキューホーダーの施設を素晴らしいと思って信じ、ココちゃんを託す決断をしたのかと思いますが、危うく生き地獄にココちゃんを放り込むところでしたビックリマーク
 

でも、もう収容されてしまっている子達は本当に気の毒。。。

 

どこかで思いとどまって、まずは施設を立て直して常識的な動物福祉は実現し、キャパを増やして、それから新しい動物を保護するようにしてほしいと願っています。

 

因みに、以前は時々寄付をしていましたが、寄付金は既存の子達の生活の質改善には使われず、収容数が増えていってるようでした。

 

それだと、地獄へ向かう速度があがってしまうだけなので、もう寄付はもうしないことにしていますあせる

 

ちょっと話は逸れましたが、地獄への扉は意外と近くにもあるかもなので、何かあった時のことを考えておかないと、愛する我が子を地獄に放り込む事態になりかねません汗

 

また、「誰かに託す」というケースだけではなく、何かのきっかけで、自分自身が地獄を作り出す可能性も全然あると思います。
 
私は何度か引っ越しする際などに清掃業者さんにお願いし、粗大ゴミを持っていってもらったのですが、こういった業者さん達から聞いた話でも、
  • 大家さんからの依頼で家賃滞納で強制退去となった人の部屋に片付けに行くと、動物の亡骸が出てくることは度々ある
  • 生きてる状態で発見される場合もあり、猫は共食いしたり、外に出ようと暴れた形跡があることが多い(私が話を聞いた業者さんは、共食いして顏や身体に赤黒い乾いた血が多数こびりついた、ガリガリの猫を発見して保護したことがあると言ってました泣くうさぎ
  • 犬は、孤独死の場合は飼主の近く、入院や夜逃げ、逮捕などで置き去りにされたケースだと、飼主の匂いがついたベッドや服の上などでひっそりと亡くなってることが多い

といった地獄は日常的に発生しているみたいです。

 

 

こちらは、キャパオーバーのレスキューや繁殖が原因ではなく、飼い主の精神疾患やセルフネグレクトが原因ですが、ストレスフルなこの時代、いつ誰がこうなっても全然おかしくはないですね。

 

私自身も、病気が原因ではないものの、以前に比べるとセルフネグレクトぎみ驚き

 

立場上、小ぎれいにしておかないといけないのは分かってますが、時間がなくてジェルネイルをやってる時間がなく、自爪のままだし、かかとはガサガサ、ちょっと寝坊ぎみになるとスッピンのまま出社して会社で化粧。。。

 

食事は、ココちゃんにあげた残りの野菜とプロテイン、シリアル、サプリなんかが主で、栄養バランスは一応考えてはいますけど、ちゃんとした食事は昼食だけ汗うさぎ

 

久しぶりに会った人には「痩せた」と言われるし、先週は初対面の村長さんに「キンライライダー(ご飯をたくさん食べたほうがいい)」などと言われてしまいました汗

 

仕事関係の人に心配されるなんて、社会人として最低ですよね笑い泣き

 

もっとブラックな環境でも元気に働いていたので、大丈夫とは思いつつも、うつ病やセルフネグレクトになった方々も、みんな最初は「まさか自分が」という感じだったのかと思います。

 

もっと生活を効率化して、今週末からは少しずつでも自炊とエクササイズを再開しようと思います。

 

もちろん、引き続き自分が死んだり重病になった時のことも考えますが、まずは心身ともに元気に過ごし、手厚く愛犬や愛猫を最後までお世話するのが基本。ちゃんとセルフケアして、もっとお金も稼がないと!!

 

と、先月は色々と考えたり、反省したりしてました。

 

ご結婚してお子さんがいらっしゃる方々は、私のような心配は必要ないかと思いますが、日本の場合は自然災害が多いので、そちらの対策が必要そうなはてなマーク

 

お互いもしもの時にしっかり備えて、愛する我が子を最期まで幸せに過ごせるように頑張りましょうラブラブ


 そう考えると、シェリちゃん、ヒナちゃん、そして姫たんと桃たんは、最後までお世話でき、天国に送り出すことができて、良かったのかと思えます。


もっと生きていてほしかったけど大泣き