2022年6月20日に虹の橋を渡ってしまった最愛のパートナー、シェリちゃん
シェリちゃんは特定非営利活動法人アルマさんの元保護犬で、2014年3月に我が家にお迎えしました。
とても可愛くて、お転婆で、チャーミングで、私の心の核だったシェリちゃん
そんなシェリちゃんを失い、ペットロスのどん底から立ち直るために、そして、保護犬を迎え、素晴らしい日々を過ごした体験談が保護犬をご検討中の方のご参考になればと思い、シェリちゃんの犬生を記録に残し始めました。
シェリちゃんは2019年にラオスに移住し、何度か日本と行き来をした後、ラオスでその生涯を終えました。
今回からは、シェリちゃんが初めてラオスを訪れた2019年を振り返ります
2019年1月
1月1日は親戚と初詣などに行き、2日は本年のお散歩はじめ
すっかり冬の定番となった、ホッカイロ内蔵の腹巻きスタイル
でも、こんな格好でもシェリちゃん可愛く着こなしてます
1月4日は、とうとうラオスに出発の日
まだ薄暗い早朝に成田エクスプレスに乗り、空港へと向いました
電車の中でシェリちゃんは爆睡
この時、私は
不安でいっぱいでした
カンボジアで勤めていた会社は、既に存在する会社にお手伝いしに行く形だったので気楽でしたし、会社には日本人が4名いて、そのうち3名はカンボジア在住歴が5年以上
前回のブログで登場し、私の不在時にシェリちゃんのお世話をしてくれたY子さんはその1人です。
ラオスはまだ会社の設立手続き中で、社員に日本人は当然いません。
ラオスに日本人の知り合いは1名いて、その人（
Sさん）はラオス歴20年のベテランでしたが、お金を横領したラオス人政府高官（
Oさん）とその妻（
Mさん）の協力者
まだ横領が発覚する前からどうかと思う言動が目立つ方で、私は全く信頼していませんでした
以前ラオスに出張に行く前日、Sさんに「数ヶ月前にラオスに呼んだ母親が色々と日本の物を欲しがっているから、買ってきてくれませんか？お金は後で日本の銀行口座から払います！」と頼まれ、OKしたら、湿布などの薬類やサランラップ、歯磨き粉、お菓子などの食品、サプリメントなど頼まれました。
で、買っていってレシートを渡したのですが、数日後に「
母が欲しがっていた湿布は、病院で貰えるような普通の湿布だったらしくて、買ってきてもらったものは気に入らなかったみたい」などとメッセージがきて、結局お金を払ってくれませんでした
総額1万5千円くらいだったのですが、単に踏み倒すのではなく、ケチまでつけるところが、Sさんの人柄が出てますよね
その後、再度買い物を頼まれたのですが、「前回のようにお気に召さない物だと困るので、ご自身でAmazinなどでご注文し、この住所宛に届くようにしてください。届いたらラオスに持って行きますよ。」と言ったら、自腹で買うのは嫌＆また踏み倒すつもりだったようで、絶対に自分では注文しませんでした。
そんなかんじで、ラオスに住むのは初めて、会社を海外で立ち上げるのも初めて、それなのに誰も信頼できる人がいない
と、いう状況に飛び込んでいかなくてはならず、不安がいっぱい
でも、シェリちゃんの可愛い寝顔に癒やされつつ成田空港に到着し、動物検疫所に行く前にシェリちゃんの朝ゴハン
ドライフード＆サプリに粉末ヤギミルク、お湯をかけたものを元気に完食しました
そして無事に出国して飛行機に乗り、仁川国際空港に到着
この頃にはもう私も飛行機にシェリちゃんと乗るのに慣れてしまい、写真がほぼナシ
この写真も、母と伯母に送るために撮影したものです。（もっと撮っておけばよかった）
既にカンボジアから送った荷物も届いていたので、とりあえずすぐ必要なものをダンボールやスーツケースから引っ張り出し、シェリちゃんスペースを確保
シェリちゃん、元気に到着し、ゴハンを食べてグリーニーズをカミカミ
そしてその後は私もシェリちゃんも爆睡でした
1月5日（土）は朝ゴハンの後、アパートメントの周辺でSIMカードが売ってそうなお店をGoogle Mapで探し、シェリちゃんを連れて徒歩で買い物へ
一旦お部屋に戻り、お部屋を掃除して、フローリングが嫌いなシェリちゃんのために日本から持っていった「わんわんスベラン」をリビングの床に塗りました。
シェリちゃんにはベッドルームで待っててもらい、家具をキッチンに移動させ、床を磨いて乾かし、わんわんスベランを塗ったのですが、これが結構な重労働
何とか塗り終えたものの、「わんわんスベラン」は3時間乾かさないといけないので、乾かしている間にシェリちゃんとお散歩＆近所のレストランへ
シェリちゃん、ラオスで初めてのレストランです
シェリちゃんが食べられそうな物がなかったので、シェリちゃんにはヤギミルクパウダーを水で溶かしてあげました。
帰るとわんわんスベランが乾いていたので、家具を戻して中国のAlibabaで事前に注文していた滑り止めを敷きました。
完全に滑らない訳ではありませんが、確かに滑りにくくはなり、フローリングの上を普通に歩く分には全然滑っている様子はありませんでした
翌日1月6日は、日中は暑かったので家で荷物の整理などをし、夕方出かける前にわんわんスベランをキッチンとベッドルーム塗って出発
翌日1月7日（月）は初出勤日
オフィスは前述の詐欺師Oさんの所有する物件で、私とシェリちゃん専用のお部屋がありました。
シェリちゃん、張り切って室内を探索
この当時、会社の実行部隊としてのメンバーは、私と上述のVさん（詐欺師の友人）、Pさん（詐欺師妻の弟）、そして、Vさんの弟の奥さんであるカンタリーさんの4人でした。
カンタリーさんは、元々はドイツや韓国企業で総務をやっていた人で、英語ができて犬好きな女性。
一緒に詐欺をしていた、ということはなく、単に詐欺師の命令でVさんがアサインしたというかんじ。
この後シェリちゃんを預かってくれたりなど、とてもお世話になりました
会社から帰ると、私の隣に住んでいた日本人女性Eさんとそのお友達のケオさん、アパートメントの管理人さんなどがアパートメントの1階部分で飲み会中
私とシェリちゃんも参加させていただきました。
前述の詐欺師の協力者であり、ウルトラ非常識なSさん以外に日本人の知り合いができて嬉しかったです
1月8日は、詐欺師妻の弟であるPさんとカンタリーさんにお願いし、自転車屋さんに連れて行ってもらい、自転車を購入
カンボジアのプノンペンだと、Uberのようなタクシーアプリが普及していて、車やバイクを持ってなくれも全然不便はないのですが、ラオスだと自分の足となる乗り物がないと超不便なんです
で、自転車を買ったら、カンタリーさんが自転車でのお出かけを提案してくれ、仕事の後にカンタリーさんの旦那さんとお嬢さんも一緒にメコン川沿いレストランへ
付近の買い物スポットなども教えてもらい、とりあえず日常生活はそれほど困らなくなりました
1月10日は祝日で、またまたカンタリーさん御一家と郊外の湖へ
この時は湖をクルーズするレストランに行き、シェリちゃんはカンボジアと同様に、スタッフの方たちに大人気でした
1月半ばには、私もシェリちゃんもオフィスや家にすっかり慣れて、シェリちゃんは毎日元気いっぱい
日中は私と時々遊んだりしつつオフィスで過ごし、
仕事の後は自転車でメコン川沿いに行ってお散歩し、
カフェやレストランで一休み。
特にこのベトナム料理屋さんは、茹でた豚肉を野菜で包んで食べるメニューがあり、お肉をシェリちゃんにお裾分けできるので、よく行ってました
カンタリーさんはご自身も犬と暮らしていて、時々お土産をシェリちゃんに持ってきてくれてました。
この時は、カンタリーさんにもらった茹でた豚の骨にシェリちゃん大喜び
そんなかんじで日常生活は順調だったのですが、仕事面では暗雲が。。。
会社の設立手続きは、私がまだカンボジアにいる前年の2018年の10月から始まっていて、株主である私のボス達から設立準備金と資本金となるお金が送金されていて、そのお金は詐欺師の妻、Mさんが管理してました。
※詐欺師達の写真再掲です。本当はシェリちゃんの可愛い写真だけ載せたいのに
私がラオスに到着したので、会社の口座の管理権限を渡すように
Oさんと
Mさんにお願いしていたのですが、ノラリクラリとスルーされ、全然実行してくれません
Oさんに連絡し続け、とりあえず打合せをしようと打診しても、「出張に行くので」などと言って会ってもくれず
会社の取締役になる予定のVさん（Oさんの友人）とPさん（Mさんの弟）に聞いても、「お金のことはOさんとMさんが全部管理してるので、どうなっているか全く知らない」と言われてました。
なので、何となく「
おかしいかも
」と思い、株主に相談してみるも、「もう少し様子をみよう」と言われて、モヤモヤしつつも様子見。。。
プライベートでは、カンタリーさんの親戚宅のホームパーティーに行ったり、
Vさんの友達宅のホムパに行ったりなど、それなりに楽しく過ごしてました。
シェリちゃんと私のラオスでの生活は順調にスタートできたものの、仕事面ではスッキリしないまま、シェリちゃんと私のラオス初月は終了しました。
本当は2019年前半として、6月までの分を書こうと思っていたのですが、詐欺師達の話が長くなってしまったので、続きはまた次回にさせていただきます
詐欺の件は、2月により疑いが深まり、3月に横領の証拠を発見
それから警察沙汰にもなる、長い戦いとなってしまいました
暗い話で申し訳ありませんが、気が向いたら次回以降も読んでいただけると幸いです
