徒然草 第百七十七段

 

 宗尊親王さんの御屋敷で蹴鞠があった時の事です。

 

 雨が降った後でまだ庭の土が乾いていなかったので、どうしようかと話し合った時、佐々木正義さんが”おがくず”を車いっぱいに積んで大量に持っていたので、庭中に撒き、ぬかるむ心配はなくなりました。

 

 「こういう事態を予期して、”おがくず”を溜めて準備しておくのは、なかなかできないことですよね。」と人たちは感心し合ったそうです。

 

 この話をある者が吉田中納言さんに語ったところ、「乾いた砂は用意していなかったのですか。」とおっしゃったので、その者は恥ずかしくなったということです。

 

 素晴らしいと感心していた”おがくず”は確かに品もないし、撒かれた庭も違和感があります。庭の整備担当者が乾いた砂を準備しておくのは、昔からの慣例だという事です。

 

 

 

 兼好さん、佐々木正義さんをあまり良くは言ってない様なのですが、佐々木正義さんとは何者でしょうか。

 

 

「兼好さん、結構、人に厳しいわね。」

 

 

 実は鎌倉幕府第5代将軍・藤原頼嗣さんの近習となっています。宗尊親王さんは6代将軍です。

 

 蹴鞠があった時は宗尊親王さんの近習で庭の整備担当者だったのでしょうか。庭の整備担当者かどうかで、話はすこし変わって来るとは思うのですが。

 

 

「そうよね。準備するのが仕事かどうかで、評価は変わるよね。」

 

 

 

 オリンピックすごかったですね。昨夜(今朝かな)は、巻き返してのメダル獲得が多かったです。すごく目立ったのは、男子体操の団体ですかね。

 

 しかし、総合馬術団体がすごかった。1932年ロサンゼルス五輪以来のメダル獲得になりました。

 

 

 

 

 この歴史的快挙を果たしたチームの愛称が「初老ジャパン」だそうです。4人の平均年齢が41,5歳と高めなことから「昭和ジャパン」に傾きかけていたのが「初老ジャパン」に決まったそうです。(チーム最年長は48歳という事です。)

 

 今の時代、”初老”と言うにはまだまだ若いとは思いますが、元気が出るメダル獲得でした。メダルプレゼンターはアン王女で、馬にもメダルが授与されたという事でした。

 

 

「”初老”だなんて、平均年齢41,5歳はまだ若いわよ。」

 

 

 
 今朝のヒメとモモです。
 

 
 

 
 

 

 

 ベッドに気持ちよさそうに寝ていま。ヒメは枕をして寝ていますし、モモはカメラを向けるとサービスポーズを取ってくれたそうです。(写真撮影はhimemomo-nさんです。)

 

 

 

「モモはカメラに敏感ね。」

  - モモの一言 -