徒然草 第百五十九段

 

 「みな結びという結び方は、糸をむすび重ねたものであるが、蜷という貝に形が似ているのでそういうのだよ。」と、ある身分の高い人が仰っていました。

 

 「みな」と呼ぶのが正しくて、「にな」と呼ぶのは誤りなのです。

 

 

 

「結び方の読みに、そんなにこだわる理由がわからないわ。」

 

 

 現代において「蜷結」は”になむすび”と呼ぶことが一般的のようです。”みなむすび”とも呼ばれてもいるようではありますが。

 

 徒然草に登場する身分の高い人や兼好さんは、未来は「にな」という読み方が一般的だと知ったならば何というのでしょう。

 

 

「時代が変わると、読み方も変化していくのね。」

 

 

 

 ねこ鍋

 

 何年前か前の事です。グッデイに行った時、himemomo-nさんがねこ鍋を見て、「夏は暑いから、ヒメとモモに、これ買ってやろうか。」と言い、ねこ鍋を購入しました。色々な人のブログに出ていて、興味を持ったこともあります。

 

 ヒメとモモの前にねこ鍋を出したのですが、匂いを嗅いだだけで終わりました。それからヒメとモモはねこ鍋を使うことはありませんでした。

 

 

「そんなものが家にあったのね。」

 

 

 そのままにしておいても仕方ないので、ねこ鍋は私の充電コードなどのコード入れとして使われるようになったのです。

 

 今年になりhimemomo-nさんが、急に「今年の夏はすごく暑い、ひょっとしたら猫鍋にヒメとモモが入るかもしれない。」と言いました。なぜねこ鍋を思い出したかはわかりませんが、ねこ鍋はコード入れから本来の用途に戻りました。

 

 ヒメは今でも入りはしないのですが、モモはねこ鍋でくつろいでいました。

 

 

「これ涼しいわね。 床に寝た時みたい。」
 
 

「結構、寝心地がいいかも。」
 
 

 
 
 このように、ねこ鍋に入ったモモでした。
 
 
 
「お母さん、よく思い出したわね。」
  - モモの一言 -