第百五十五段 前半
世の流れに乗り生きていこうとする人は、何よりもタイミングを知らねばいけません。
順序を間違うと、人は耳を貸してくれず、誤解を与えて、結果的には物事を成就できなくなります。そうしたタイミングの取り方を知っておくべきです。
ただし、病気になること、子を産むこと、死ぬことに関してはタイミングを計ることはできないし、タイミングを計ることはできず、都合悪くても逃れることはできません。
生・住・異・滅(仏教における、発生・存続・変化・滅亡の四相)の移り変わりの事実は、川の激流がなみなみと水を湛えて流れていくようなものです。一瞬たりとも停滞することなく、すぐに現実のものになっていくのです。
出家している者であれ、俗世間の者であっても、必ずやり遂げようと思うことに関しては、タイミングがどうのと言ってはいけません。あれこれと準備をしたり足踏みをしたりして、時間を浪費してはいけません。すぐにやるべきです。
「昨日とは違う文章ですね。 考えさせるわ。」
現代においては、医学の発達により病気・出産・死は昔のようではないにせよ、川の流れのように停滞することなく流れていくのには間違いありません。
”必ずやり遂げようと思うことに関しては、タイミングがどうのと言ってはいけません。あれこれと準備をしたり足踏みをしたりして、時間を浪費してはいけません。すぐにやるべきです。”
運良くここまで生きてこられたのかもしれません。この言葉はこれからの私にとっての指針になるのかもしれません。
「お父さんは、行動に移すまで時間がかかりすぎるのよ。」
昨日の散歩のときの写真です。
綺麗な夕焼けでした。
「きれいな夕焼けですね。朝の雨が嘘のよう。」
ここでもう1枚です。昨日、動画で昨年の大雨の時の山国川の風景をあげたのですが、同じアングルで写真を撮ってみました。
今日は真夏を思わせる暑い一日でした。天気予報を見ると、7月8日(月)まで晴れの予報が出ています。おまけに、最高気温は30度越えで、35℃になる日もあるという事です。梅雨が明けたということはないでしょうね。
「お父さん、今日からエアコン入れようね。」
- ヒメの一言 -