徒然草 第百十五段

 

 宿川原という所で、”ぼろぼろ”が多く集まって念仏を唱えていました。

 ※ぼろぼろ 梵論梵論 半僧半俗の物乞いで、虚無僧の原型と言われています。

 

 

「虚無僧って、尺八吹く人でしょ。」

 

 

 そこへ、よそからやって来た”ぼろぼろ”が「この中に”いろをし房”という人はいますか。」と尋ねました。

 

 その中の一人が「”いろをし”は、ここにいます。あなたはどなたでしょうか。」と訊き返しました。

 

 「”しら梵字”というものです。私の師匠が東国で”いろをし”というものに殺されました。その人に会って恨みを晴らしたいと思い、尋ねたのです。」

 

 ”いろをし”は、「よく訪ねてくれました。そのような事がありました。ここでは、道場を汚すので、前の河原に参りましょう。お供の方はどちらにも加勢なさいませんようにお願いします。多くの人の邪魔になれば仏事の妨げになりますから。」と話をつけて、二人は河原に出て決闘しました。

 

 心ゆくまで斬り合い、二人とも死んでしまいました。

 

 

「この二人決闘するのに、喋り方偉く丁寧だよね。」

 

 

 ”ぼろぼろ”は世を捨てた出家者に似ているが自己への執着心が強いのです。仏道に邁進しているように見えて、喧嘩ばかりしています。

 

 やりたい放題で恥知らずの体たらくなのですが、この二人の”ぼろぼろ”は死を恐れないで、少しも生に執着しない振舞いが潔く思えたので、ある人が語ってくれたままに、ここに書き記しておくことにしました。

 

 兼好さん、死を恐れない潔さが好きだったようです。私は、生に執着し、みっともなくても切り合いは回避したいものです。

 

 

「私もお父さんに賛成だね。」

 

 

 

 Over the Rainbow

 

 朝の散歩に出る前に、himemomo-nさんが「虹が出てる。もう消えそう。」と言っていました。「ふ~ん。」と思いながら、散歩に出発しました。

 

 山国川沿いに来た時、ここからも虹を見ることができました。

 

 

 

 

 虹よりも、風が強くて耳にしたイヤホンからのラジオを聞き取ることができません。ところが、風だけでなく小雨が降り始めました。写真を見てもわかるのですが、雨が降るような空ではありません。

 

 散歩も折り返し地点を過ぎると、向かい風が追い風に変わりラジオを聞く余裕が出てきました。周りを見る心の余裕もまた出ました。

 

 するとここにも虹がかかっていました。

 

 

 

 

 空には虹が2本かかっていました。1本はハッキリわかるのですが、その上にもう1本かかっています。

 

 

Somewhere over the rainbow

Skies are blue

And the dreams that you dare to dream

Really do come true ~♫

 

 

 

「信じた夢が全て現実のものとなるとは限らないわ。」

  - モモの一言 -

 

追記 昨日モモは8歳になりました。( ´艸`)