徒然草 第二十四段(神社)

 

 すべて、神の社こそ、捨て難く、なまめかしきものなれや。

 

 (どこでも神社というのは、素通りできないほど神がかっている。)

 

 

 

 

 

 

 

 伊勢神宮の敷地内にあった神楽殿と御稲御倉です。伊勢神宮は観光客が多いところですが、ひとつひとつの建物を見ると歴史の重みが感じられ神がかっているというのもわかる気がします。

 

 

「お父さんの神社好きは、そこら辺からですか。」

 

 

 殊にをかしきは、伊勢・賀茂・春日・平野・住吉・三輪・貴布禰・吉田・大原野・松尾・梅宮

 

 

 と言っているのですが、関西圏の神社が多いです。

 

 

「兼好さん、自分のまわりの神社しか言ってないんじゃないの。」

 

 

 吉田兼好さんの生涯の行動範囲を考えれば納得はできるのですが、西日本にも素晴らしい神社はあるのです。宇佐神宮・出雲大社等挙げればきりがないほどです。

 

 

「大分に住んでいるから手前味噌になるんだけど、宇佐神宮は凄いわよ。」

 

 

 吉田兼好さんは行動範囲はさほど広くないのですが、鎌倉には少なくとも2度訪問滞在をしているようです。

 

 京都から神奈川まで2度も行っていること自体すごいことだと思います。当時の道の状態や履物を考えると、私はその行程を歩こうとは絶対に思いません。

 

 私の住んでいる所は福沢諭吉さんの出身地なのですが、東京まで歩いて行ったことを考えると、只々すごいとしか言いようがありません。昔の人の健脚ぶりには脱帽です。

 

 

「昔の人の業績もすごいけど、歩いての移動範囲も半端じゃないわね。」

 

 

 今日は「一無、二小、三多の日」です。”一無”は禁煙、”二小”は小食と小酒、”三多”は多動と多休と多接という事です。

 

 小食と多接には自信のない私でした。ちなみにこの日を制定したのは一般社団法人・日本生活習慣病予防協会です。

 

 中津から東京まで歩こうとは思いませんが、毎日ある程度歩くことは大切なようです。美味しいものを食べたければ歩くことも必要という事でしょう。

 

 

 

「自分のできることで頑張りましょう。」

  - ヒメの一言 -