第十二段
おなじ心ならん人としめやかに物語して、をかしき事も、世のはかなき事も、うらなく言ひ慰まんこそうれしかるべきに、さる人あるまじければ、
……
まめやかの心の友には、はるかに隔たる所のありぬべきぞ、わびしきや。
(同じ心の人としんみりと物語して、趣味のことも、世の無常についても、率直に話して心を慰めることこそ嬉しいことだろうが、そのような相手は現実にあるまいから、
……
真実の心の友には、はるかに隔たっている所があるに違いない。それがつらいことだ。)
徒然草も第十二段まで来ました。古文は得意ではないので、口語訳を見ながら考えています。
しかし、ネット上には現代文に訳するための解説がほとんどで吉田兼好さんが、どのような気持ちで描いたかを深堀したような解説はほとんどないように思えます。それが分かりたければ、大学で専門的に学ばねばならないのでしょう。
「お父さん大学に行くの?」
そこで、大学に進学して学ぼう等とは、これっぽっちも思っていません。ネットの口語訳を見ながら自分の考えを書いていくことにします。
「そうでしょうね。勉強嫌いだものね。」
同じ心の人なんているわけがないと思っています。だから、色々と違う部分をすり合わせながら話ができることがいいように思います。(考えが違っても心のありようが同じという事であれば話は別ですが。すり合わせはしていくんだろうなと思います。)
もし同じ心の人がいたとしたら、かえって気持ち悪いんじゃないでしょうか。話していて色々な発見がないので面白くないでしょう。
違いを尊重できる友こそ真実な友でしょうが、そのような友も”はるかに隔たる所のありぬべきぞ”でしょう。
”わびしきや”です。
「心の友がいないのも”わびしきや”だね。」
昨日、himemomo-nさんからラインが来ました。「なんと、フェスティバル大賞を取ってしまった!」
第25回ヴォーカルアンサンブルフェスティバルがコンパルホールで32団体が集まり、開催されたようです。そこで、大賞を取ったというのです。
「お母さん、おめでとう!」
ただ一言「ブラボー!」です。練習した甲斐があったようです。集中しすぎて、忘れ去られたこともありましたが。(笑)
himemomo-nさんを迎えに中津駅に行きました。南口にイルミネーションがあるのは知っていましたが、北口にもイルミネーションがありました。