旅立ちの日に
 
白い光の中に 山並みは萌えて
はるかな空の果てまでも 君は飛び立つ
限りなく青い空に 心ふるわせ
自由をかける鳥よ 振り返ることもせず
 
勇気を翼に込めて 希望の風に乗り
この広い大空に 夢を託して
 
 
 
 
 玄関を開けると昨日までとは違い冷たい空気が流れていました。下を見るとスズメの糞で大変なことになっていました。
 
 玄関の柱の隙間にスズメが巣をつくっています。ここ数日間、スズメの鳴き声が激しくなりました。
 
 午前中の仕事が終わり家に帰ると、玄関周りにスズメがいつもより多く飛んでいました。
 
 
 
 
 
 
「ひょっとしたら、スズメのひなが巣から飛び立とうとしてるんじゃない。」
 
 
「スズメの子の旅立ちの日が来たのかも。」
 
 
 どうも、そのようです。私が玄関から出た時も、親スズメと思われるスズメが飛び去ろうとせず遠巻きに様子をうかがっています。その中に、親とは大きさの違うスズメが1羽いました。巣からは鳴き声がします。何羽かは巣立ち、残りのヒナももうすぐなのでしょう。
 
 周りを見ると、サクランボがありました。(鳥の餌になるのでしょう。)
 
 
 
 
 
 
 ベッドの上での出来事
 
 
ヒメはベッドの上で、ゆっくりとしていました。
 
 
モモはというと、大あくびです…。
 
 
と思った瞬間、ヒメへ奇襲攻撃を仕掛けました。
 
 
ヒメの横蹴りがモモの胴に決まりました。  「技あり!」 父
 
 
モモは猫足立※で、構えました。  「来るなら来てごらん。」 ヒメ
※猫足立…空手の立ち方
 
 
「えい!」
 
 
 
  「冗談が本気になったらいけないから、やめてきたわ。」
                     - ヒメの一言 -