今更なのですが、「RE_PRAY」の感想を少し。

 

 「RE_PRAY」のライブビューイングには、行けませんでした。当日病院の定期診療の日で、何時に終わるかわからなかったからです。そのかわり、家で横浜公演のライブ中継を録画してあったので、映画館と同じ時間に見始めました。

 以前、「RE_PRAY」の感想を書いた時は、アイスストーリーで語られる自由について、とても概念的な分析を文にしていました。わたしが埼玉での初日を見た後だったから、内容を理解しようと一生懸命だったからだと思います。ストーリーを頭で理解しようとしていたと言ったほうがいいのかもしれません。

 でも、今回は、分析とか解釈とかではなくて、画面に映る羽生さんばかり見ていた気がしました。画面に目が吸い寄せられて離れられないという感じです。演技中の羽生さんの顔がアップで映されるたびに、ファンにも、スタッフの皆さんにも、多くの人々にたった一人で応えようとする羽生さんの張りつめた情熱がビンビン伝わってきて、胸に迫ってきたのです。特に、前半最後の「破滅への使者」では、何曲も滑ってきた、その最後に、試合さながらの演技をしようとする緊張感が、羽生さんの全身から沸き立ってくるようでした。事実、「破滅への使者」を滑り終えた羽生さんは、舞台裏へ下がった直後喘息症状を起こしていたように見えました。(CSテレ朝が、 「RE_PRAY」の『舞台裏』を特番で放映してくれた映像だったと思います)

  私たちは、羽生さんが、すさまじい緊張感の中でも闘って勝ち続けてきた経緯をずっと見てきたし、どんなに困難ななかでも、自らの力でその困難を乗り越えてきたことを、何かもう当たり前のように思ってしまいがちだけれど、たった一人で多くの人々の期待を背負ってきた、その重圧は、凄いものがあったのだろうと、今回の映像を見て思いました。そして、文字通り「命を削る」ように生きている、その強靭さに、改めて深い感銘を受けました。

 私は、生体腎移植の手術のために入院している病院のテレビで、ピョンチャンオリンピックの羽生さんの、奇跡のような演技を見て手術にのぞみ、手術後のつらい日々も、その演技を思い起こして耐えることができました。

 また感染症などで入院中、スマホの小さな画面で、何回も「エストポリス伝記2」の演技を見て、心をはげましてきました。 

 羽生さん自身の強さと、他者への優しさは、表裏一体となって、私のような病気がちで心がすぐ折れそうになる者を励ましたり、人生捨てたもんじゃないと思わせてくれたり、生きてること自体が大きな喜びだと感じさせたりしてくれます。

 今回 「RE_PRAY」を見て、やはり、彼を応援できる「幸せ」を感じました。

 そして、羽生さんて本当に最強で最高だ。