羽生さん自身の言葉で語られた離婚の報告を読んだ翌日、私は、今回と同じタイトルの記事をアップしました。けれど、私の思い違いも含めて、書いた自分の言葉が、どこか自身で納得できないような気持になり、いったん削除しました。混乱し動転していたのだと思います。

  いったん削除した記事と同じタイトルで再度アップしたのは、突然削除してしまい、せっかく寄せてくださった方々のコメントも一緒に削除してしまったことへの謝罪の気持ちからです。

 コメントをくださったみなさま、本当に申し訳ありませんでした。

 

 同時に、この一両日の間にも、羽生さんの離婚に関する記事がネット上にヤマのように現れ、私は再び愕然としました。それらの中には、羽生さんを攻撃する見出しもかなり多くあり、それを書いているのが、羽生さんが抗議したメディア媒体そのものだったりするのですから、呆れてしまいます。羽生さんに離婚を決断させた悪質メディアが、自分たちの罪を棚上げして、羽生さんの離婚の原因が羽生さん自身にあるように捏造しているのです。 あれだけ、メディアの「迷惑行為」について羽生さんがはっきりと抗議したにも関わらず、今も、こうした羽生さんの意思とは関係のない勝手な憶測記事、悪意に満ちた記事が出続けていることに、激しい怒りを覚えます。 

 こうしたメディアのあり方を強く批判するメディアが、ほとんどないことも問題だと思います。ジャニー氏の性加害について、被害者が訴訟を起こすまで、その実態をある程度知りつつだんまりを決め込んできたテレビ各社を中心としたメディアの体質に共通するものを感じます。長いものに巻かれ突出した主張をしない、メディア総体の利益を守ろうとする保守的な空気のようなものです。日本のメディアは勇気がないなと思います。

 ただ、今は、佐賀公演を控えて、羽生さんのメンタルがとても気にかかります。羽生さんが、今も独り、あのドキュメント「職業 羽生結弦」に見たような、厳しい練習を自らに課しているのか、羽生さんも泣きながら練習をしているのではないかと思うと涙が零れてきます。どうかどうか、羽生さんのこころをスケートの神様が守ってくれますように。

 私たちにできるのは、羽生さんを応援し続けること以外にはありません。羽生さんのスケートを愛し応援しながら、同時に相手の女性の幸せも心から願っていきたいと思います。

 最後に重ね重ね、コメントをくださったみなさまに、お詫び申し上げます。

 

【追記】

 なぜ、数多いるアイドルや芸能人ではなく、羽生さんが悪質なメディアの標的になるのか。その一つの理由は、羽生さんが世界中から愛されながら、女性について一切のスキャンダルがないことだと思います。「こんなに女にもてる男に浮ついた噂が一切ないなんて信じられない。何か隠しているのではないか」という、ゲスな好奇心と、「非の打ちどころがない」ように思われる高潔な羽生さんの人格・人間性を貶めてやりたいという悪意だと思います。許せないことです。