平安時代の古典『今昔物語集』の
漫画です。
十二世紀初頭、院政期の頃に
成立したみたいです。
全31巻、約1060話から成る、
説話集です。
書き出しが「今は昔」から始まる事から、
このタイトルになってます。
芥川龍之介が『羅生門』とか
『芋粥(いもがゆ)』などを
現代風にアレンジして書いたのが
有名ですね。
私も『今昔物語集』を読んだのは、
芥川龍之介がキッカケです。
…
今回は、今描いてる漫画の資料として
買いました。
最近描いた最新分のお話で
盗賊を描かないといけなかったのだけど、
盗賊の資料がないので(¯―¯٥)
…
探し回った揚げ句、
「『袴垂(はかまだれ)』があったな」
と思って、この漫画を買いました。
袴垂は盗賊の名前で、
笛吹の教養人、
藤原保昌(ふじわらのやすまさ)との
説話が有名です。
↓『マンガ 今昔物語集』作画は甲斐謙ニさん。
元手塚プロの方です。
絵に片鱗が見えますね。
監修は国文学研究資料館の教授なので、
学習漫画に近い感じですが、
内容は子供は読めません、
↑女性の表情がなまめかしいですよね( ・ิϖ・ิ)
子供には絶対読ませられない!
『ゲゲゲの鬼太郎』と違って、
これはかなり官能的なので!
…
面白いかというと、そこは微妙です。
オチのない話もいっぱいありますし。
芥川龍之介や児童用の『今昔物語』が
オススメです。
ある程度分かりやすく
面白い話から入っていけますからね。
ちなみに私は『芋粥』と『袴垂』が
好きです(•ө•)♡
芋粥、美味しそうなんですよ!
私、炭水化物が胃もたれするから、
食べられないけど!