映画「アンの青春」☆ | ひめみこ。。のブログ

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平安時代の古典【宇津保物語】の漫画を描いています。

カナダで制作された「赤毛のアン」のTVドラマの続編で日本で劇場公開されたものの完全版☆

カナダ版の「赤毛のアン」はやっぱり本家本元だから一番感性が近いんじゃないかと思う(*^^*)

何と言っても、前作「赤毛のアン」からアンを演じているミーガン・フォローズが素晴らしい(*^^*)
当初、アン・シャーリーを演じるには太りすぎてる、年をとりすぎてると言われた彼女だが、
彼女ほどアン・シャーリーにふさわしい女優さんは今後も現れないだろうね~(*^^*)

赤毛で決して美人ではないけれど、空想好きでありながら、現実にも野心家で、
知性的でドレスの着こなしも良く男性を惹きつける魅力を持った女性(*^^*)
条件にハマる人はまずいないように思うよ(・・)

それ以外のマリラやギルバートを演じた俳優さんも素晴らしかった☆
「赤毛のアン」はイメージどおりのキャストじゃないと観ていて苦しいからね~(・・)

そして何と言っても、アンの舞台であるプリンスエドワード島で撮影しているからね(*^^*)

前作の時は、不思議とアニメの「赤毛のアン」を観ている気分になったんだよね(・・)
そう思うと、アニメの「赤毛のアン」はしっかり作ってあったって事だね~(*^^*)

空想で理想を満たしてきたアンが、自分の周囲に生きている人々や故郷が
素晴らしいという事に気がつく。
それがこの映画のメインテーマである(*^^*)

ギルバートはアンの空想の中の男性のようにロマンティックな事は言わないけれど、
子供の頃からずっと彼女を見守り、大事にしてくれた唯一の男性である。
でもアンはそんなギルバートすら、
「理想に合わないから愛してない」
と言って振ってしまう(・・)

アンが彼の気持ちに気づくのは彼が死にかけた時であるが、
その時の気持ちを「黙示録を読む」という表現で小説にも表現してあったが、
あれは素晴らしいね(*^^*)
映画のセリフにもしっかり使ってあったけどね(^^)

とは言え、アンの空想の世界がぶっ飛びすぎているだけで、
アンが生きている現実の世界ですら夢のように美しいファンタジーだけどね~(・・)

正直、前半部分でアンがギルバートにとっている態度はかなり辛辣で、
友人というよりは、明らかに崇拝している男性に対する女性の態度なんだよね(・・)

小説版はアンがあんなにギルバートに辛辣だったかどうか覚えがないが、
もっと優しい言葉、優しい態度でもって、友人に徹したそっけない印象があったので、
前半部分はちょっと違和感があったかな・・(・・)

もっとアンがギルバートに対してニブチンで天然ボケをかましている感じの方が
わたし的にはイメージに合うんだけどね~(・・)
親友のダイアナや他の女友達との会話は全然違和感を感じないんだけどね~(・・)
作り手が前半から男女の仲になる事にとらわれちゃっていた気がするかな(・・)
友人だと思い込んでいる人ってもっとナチュラルに天然かましているものなんだけどね~。

何にせよ、これを超える実写版の「赤毛のアン」は難しいように思えるかな。

「アンの青春」のオールドミスの堅物、キャサリン校長がみるみる女性らしく変貌するのも
とても素敵だったな~☆
キャサリンの声を当てた声優さんの演技が素晴らしかった☆
男性に興味を持たれていると聞いて、どうしたらいいかと緊張する時の演技は
本当に可愛いらしかった☆
あと「赤毛のアン」で気難しいマリラを演じたコリーン・デューハーストが
アンが帰ってきた時に見せる笑顔は最高!(*^^*)

ギルバートがガチョウがガーガー鳴いてるところにやって来て、
アンを散歩に誘うところは絵的に可愛くてユーモラスで好きだな~(^m^)
ギルバートの
「こんな夏の午後はもうそんなにないし」
という散歩の誘い文句は情緒にあふれていて大好き☆
カナダも割と遠回しな綺麗な表現があふれているのかな(・・)

でも「赤毛のアン」にアンが『アーサー王』の中のエレイン王女の真似をして
失敗するシーンがあるぐらいだから、作者が英国の文化を好んでいるのかな?